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ホワイトハウス・ダウン 【ローランド・エメリッヒ監督】

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映画館で鑑賞。

正直、作品を見ようとして劇場へ行った訳ではなく。
まずは、監督。この人の作品は嫌いじゃないんですけど、才能を持て余してる監督は嫌いです(笑)稀代の特殊効果の使い手でデザスター映画の第一人者。それなのに!映画は大抵大味・・・もっと細かいところの演出が上手いと化ける可能性を信じてはやうん年。もう期待はしてません(笑)ただ、劇場鑑賞向けの監督なので。
そして、もう一つは、ネタ被り。ご存知の方が多いとは思いますけど、この夏はホワイトハウスを舞台の映画が2本。先行で公開された「エンド・オブ・ホワイトハウス」(レビューで散々タイトルをいじりましたが(笑)以下、エンド~に略します)あらすじや設定を見聞きすると、嘘みたいに被ってる。こうなりゃどこまで被ってるかぜひ劇場で、ということで劇場へ足を運びました。

ここまで作品の中身に期待せずに劇場へ行くのも久しぶりです。


【あらすじ・解説】『インデペンデンス・デイ』『2012』などのローランド・エメリッヒ監督が放つアクション大作。謎の武装集団に占拠されたホワイトハウスを舞台に、邸内に居合わせた議会警察官が人質となった大統領と自身の娘の救出とホワイトハウスの奪還に挑む姿を活写する。主人公の議会警察官に『マジック・マイク』などのチャニング・テイタム、大統領に『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックスら実力派俳優が結集。危機迫る展開はもとより、爆発炎上して崩落するホワイトハウスといった迫力の破壊描写にも息をのむ。[Yahoo 映画]


上で散々、フリをしたんですけど、映画の中身のレビューを中心にします。
エンド~との対比、もう1作品との対比は別の記事に書こうと思います。


して、まったく期待せずに劇場へ行ったのですが。
映画は楽しめました。

ただ、エンド~を先に見てしまってので、あ、ここ展開一緒、設定が、とそっちのチェックもしてたので純粋に映画を楽しめませんでした。この2つの映画、どっちかを先に見ましたらもう一つは時間を1年は置いて見ないと内容がほぼ一緒なので楽しむのは難しいと思います。
内容自体はどちらも面白いので惜しいです。


あと、この映画の致命的な子役の使い方が下手(笑)

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主人子の娘が活躍する映画なんですけど。ジョーイ・キングが演じてます。ちょいちょい出てますね。オズも、ダークナイトにも。世界侵略にも出てるみたいです。メインは「ラモーナのおきて」でしょうか。いい子役女優さんなんですけど、怖気付いてるのか勇気があるのかが謎で、途中までお邪魔でした(笑)監督、スピルバーグの門を叩いて・・・(笑)
素直でなくてもいいのでもう少し怖がりなのかチャレンジャーなのかをはっきりしてたらいいキーマンになったんですけど。


アクションシーンはさすが監督の特殊効果が効いてて爆破シーンは素晴らしい。エンド~よりいいところ。
ガンアクションに関しては80年~90年代な感じです。シュワちゃんやスタローンみたいに敵がいくら撃ってもあたらない主人公。嫌いじゃないんですけどチャニング・テイタムにはそこまで無敵感がなく出きればダイハード的な苦労をしたほうが似合ってそうでした。スタイルもランニングシャツだったし(笑)マッチョなんですけどベビーフェイスというか甘いマスクなので。
「GIジョー」の冷遇を跳ね返すような活躍はしてくれてたので今後のアクション映画出演に期待は出来るんですけど。演出が・・・


ストーリーは。
ホワイトハウスの歴史をちょっと紹介。都市伝説とかを絡めつつアメリカの中枢が崩壊。そして大統領がピンチ。映画としてはこれ以上にないシチュエーション。取り残された大統領と娘。援護は武器もない主人公が崩壊したホワイトハウスで獅子奮迅の活躍を見せる。しかし、その裏ではもう一つの陰謀があって・・・と楽しめる要素が充分。
ただ、エンド~見たあとだとデジャブ要素多いので・・・


あとは主演の二人が引っ張ってくれました。

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テイタムは30代の期待のアクションできる俳優さん。順調にステップアップしてます。エクスペンダブルスやREDがヒットしてますが若手のアクションスターはいつも期待してるので今後の活躍にも期待。ソダーバーグ監督が引退しちゃったのでツテが減ったのが不安ですが・・・

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ジェイミー・フォックスはさすがインテリ派黒人俳優さん。大統領役も似合いますけど、まだフリーマンやワシントンみたいな重厚感が無かったかな。なーんかこの人は詐欺師とかの方が合いそうなんですけど。名前がフォックスだからかも。重要な物を持つスポークスマン、副大統領ポジションだとばっちりだった気がします。


散々に書いてますけど、もう一度、この映画は面白いです。
エイブラムスが尻すぼみに対して、最後のカタルシスを持ってるのがエメリッヒ監督。たまに無いときもありますが。
終わりの盛り上げ方はエンド~より好きです。

2000年代に入ってイマイチが続いてる監督。
まさかのネタ被りなどまだ厄払いは終わってない模様。次は何を撮るんでしょうか。デザスター系は「2012」でやりつくしたとのこと。いや、まだ何かしてくれると信じてます。


総評:★★★☆☆+
映像 (3) 構成力・展開 (4) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (2) キャラクター (3) オリジナリティ(2)
五段階評価です

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