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Channel: 映画を観る日々
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう 【ジョン・マッデン監督】

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DVDで鑑賞。


レンタルしたDVDの予告を見て知ったタイトルです。
印象としては老人たちが第二の人生で移った先のインドのホテルで奮闘映画。あとはキャストが揃ってたのでその辺りでも期待は高かったです。


【あらすじ・解説】『恋におちたシェイクスピア』のジョン・マッデン監督が、ジュディ・デンチら実力派ベテラン俳優陣を迎えた群像コメディー。人生の終盤を迎えそれぞれに事情を抱える男女7人が、快適な老後を送るため移住したインドで織り成す人間模様を描く。出演は、ジュディのほかにビル・ナイ、マギー・スミス、トム・ウィルキンソンら。豪華リゾートホテルのはずがぼろホテルだったなど、想定外の事態に戸惑いながらも、前向きにセカンドライフを謳歌(おうか)しようとする7人の姿が涙と笑いを誘う[Yahoo 映画]


インドに行けば人生が変わる、老人にも十人十色、三者三様、住めば都。
ざっくり言うとこんな映画です。


インドに行くと人生、といいますか人生観が変わるとはよく聞きます。アフリカもそうですね。文化がまったく違うのでそういった衝撃などもあって変わるのでしょうか。う~ん、私は進んで行こうとは思わないですが。そもそも海外に行ったことがないですから。一度行ってみると変わるのかな。

さて、映画ではこんな軽い気持ちではなく、登場する老人たちは色々な思いを秘めてインドに向かいます。
夫との死別、経済事情、長年の思いなど様々。そこに、華々しいインドを全面に出したホテルのパンフレットを見つけて第二の人生を謳歌しようとインドに着いたのですが。

とても3つ星、いや星1つでもあるとは言いがたいホテル。
若き支配人は言います、「あれは将来像」だと。
これって詐欺ですね(笑)
しかし、資金にも余裕のない人たちなので泣く泣くこのホテルで生活を始めます。
そこで色々なことが起きていくわけですが。


この映画を楽しめた最大の理由は文化の交流とキャストでしょうね。
顔認識できてるのはジュディ・デンチとマギー・スミスくらいでしたが。他の方もどこかで見たことはあるとは思うのですが認識はできてなかったです。しかし、皆さんさすがの演技。
老け込む人も居ればインドで解放的になったのかのびのびする人もいます。それが三者三様に動き回り、ときには不幸もありで人生模様が繰り広げられます。皆さんお盛んで、まー若い。恋バナもしてますし、ナンパもしてます(笑)

あとは若き支配人にデーヴ・パテール。一癖も二癖もある老人たちと真っ向から演技勝負してました。頑張ってました。今後もインド系の青年役は固いですね。


色々あり、楽しいことばかりではなかったですけど、気付けばインドでの生活を謳歌している老人たち。中にはギブアップした人もいましたが違う社会で生きて輝いてました。けどこれ、一人一人、別々で移住して一人だけでの生活だったら持たなかったかもしれないですね。同胞の人たちとの移住も大きかったのかな。


この映画を見てると冒頭のホテルのパンフレットみたいなインドのいいところだけを切り取っただけの映画では?とひねくれた捉え方をしてしまう私ですけど、最後まで見てると結局行ってみないと、体験してみないと解らないもんだとも感じた映画でした。



総評:★★★★☆
映像 (4) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (5)
演出力 (4) キャラクター (4) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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