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Channel: 映画を観る日々
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ヒッチコック 【サーシャ・ハヴァシ監督】

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DVDで鑑賞。


劇場で予告も観てましたが伝記映画なのであまり見る気にはならず。
ちょうど「REDリターンズ」を見たのでそういえばアンソニー・ホプキンスとヘレン・ミラーがここでも共演か、と思い出して借りてきて見ました。


【あらすじ・解説】数々の傑作を世に送り出したサスペンスの帝王アルフレッド・ヒッチコックの知られざる素顔に迫る伝記ドラマ。仕事のパートナーでもあった妻アルマ・レヴィルとの愛の葛藤も交え、名作『サイコ』製作の舞台裏などが描かれる。監督は、『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』のサーシャ・ガヴァシ。ヒッチコック夫妻には、共にオスカー受賞者で本作が初共演となるアンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレン。さらにスカーレット・ヨハンソン、ジェシカ・ビールら豪華キャストが脇を固める。[Yahoo 映画]


ウーンとですね。
私、映画好きですし、ヒッチコック作品は尊敬してます。今なお映画の中で数多くの手法が使われてます。
ただ大抵、ヒッチコックを模倣した作品を先に見てますのでオリジナルを見たときの驚きが薄れてしまってます。もちろん、つまらないとかではなく好きな方とは熱量が違うなと。そんな私なのでこの伝記映画に対する思いもヒチコックファンの方と比べると熱量が違うことをあらかじめご了承ください。


さて、いまだにサスペンスの帝王と呼ばれる偉大な映画人ヒッチコック。
私は順風満帆な人生と思ってましたが、アカデミー賞に縁が無く(「レベッカ」で作品賞は受賞も監督賞は5度ノミネートも受賞なし)これが以外でした。調べたところ、大物プロデューサーとの確執や、アメリカ人ではなく英国人だったこと、住まいがハリウッドではなくサンフランシスコだったのでアカデミー会員との交流が薄かったなどなどが候補のようですね。どれもあって受賞が出来なかったのかな。あと娯楽色の強い監督は賞が貰いづらいですよね。近年だとスピルバーグが苦戦してました。
そんな、アカデミーへの渇望と、以外な資金難。
これも驚きでした。ヒット作連発で資金集めなんて余裕、余裕と思ってましたので。
この映画の中心になる「サイコ」の製作にあたって資金集めのため自宅を抵当に入れてたり。今も昔も映画作りはお金かかるんですね。低予算でももちろん作れますがこだわりとかあると費用は天井知らずですよね。
あと、最近も話題の規制。当時はもっと厳しかったんですよね。そして権力があった。多少は規制はあったほうがいいですけど何も感も縛るのは詰まらないのでそういったのも「サイコ」で壊そうとしてたところは面白かったです。


と、まあ当時の映画制作の裏側、ヒッチコックの苦悩、夫婦の共闘なども見れたのですが。

サスペンスの帝王の伝記映画にしては急展開とかないだな、と。あるわけないんですけど(笑)

ヒッチコックの映画ですけど、ヘレン・ミラー演じる奥さんのアルマにもスポットが行ってたり、ってこれは影の主人公なのである程度はわかるんですけど後半は完全に主人公位置に。あとは「サイコ」の殺人鬼のイメージ?モデル?に自分をだぶらせて苦悩するヒッチコック、主演女優との確執とヒッチコックにまつわる噂など多方面に手を出して消化不良のまんま夫婦なかがよくてよろしいこってで終わり。伝記映画を盛り上げようとしてますけどどこか物足りず。やっぱ私は伝記映画鑑賞に向かないな・・・


主演二人はさすが。
特に有名なお風呂場でのナイフ滅多刺しシーンでヒッチコックが模範演技をするシーンはやっぱ怖い(笑)
セガールよりもホプキンスがナイフもったほうが怖く見えるのは演技の差なんでしょうね。
あとヨハンソンは相変わらずセクシーでした。


総評:★★★☆☆
映像 (3) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (2) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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