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Channel: 映画を観る日々
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インポッシブル 【J・A・バヨナ監督】

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DVDで鑑賞。


主演の二人の紹介形式の珍しい予告に興味を引いた1本。
作品の流れは、スマトラ沖地震による津波で離れ離れになった家族の絆が感動を呼ぶであろう実話もの。


【あらすじ・解説】ナオミ・ワッツとユアン・マクレガーが主演を務め、スマトラ島沖地震後に発生した津波に遭遇した一家の実話を基に描く感動の人間ドラマ。突如襲った災害により一時は離散してしまうも、諦めることなく生き抜いた家族の絆を描き出す。監督を務めるのはデビュー作『永遠のこどもたち』も好評だったスペインの新鋭フアン・アントニオ・バヨナ。危機的状況の中、サバイバルする人々の姿をパワフルな映像と胸打つ物語でつづるバヨナ監督の手腕にうなる。[Yahoo 映画]


星評価3にしてますけど、めっちゃいい話です。
正直ラストは解ってるというか予告で「あぁ、そうなりますわな」と読めてしまうのででそこまで感動にたどり着けなかっただけでそれ以外は満点です。予告を見てても話じたいがいい話ですので物語の過程だけでも胸が熱くなります。
ということで、今回は予告を見てる体で予告で明かされてる話はネタばれこみで記事を書いてますので予告すら見てないよ、という方はお気をつけください。


見方の分岐点は「津波」でしょうね。
私は幸いなことに私も家族も親族も、あの震災で津波の被害にあることは無かったので「映画」としてみることが出来ましたが、あの惨状を見聞きした後ですと素直に見られるかどうかは人によってかわってしまうと思います。
何よりこの映画、真正面から津波に怖さを描いてますので覚悟して見ることをお勧めします。
当時2004年ですか。対岸の火事と思ってちゃ駄目ですね。天災ってのはいつどこにでも誰の上にも起きうることとして考えないと駄目ですね。お隣の国の船舶事故とかも日本でも起こり得ないとはいえないですし。


映画の話に戻しまして。被災する家族にユアン・マクレガーとナオミ・ワッツ演じる夫妻。ユアン・マクレガーは被災後は登場が減るのでメインはナオミ・ワッツ演じる母マリアと長男の話がメインです。後半はほぼ長男の話になります。
ナオミ・ワッツは私は刺さることがあまりないんですけど。「フェアゲーム」くらいからツボに入るようになりました。
今回も被災後の大怪我、衣服がぼろぼろになりながらも息子を引っ張り、そして息子が人の道を踏み出さないよう諭し、育てる姿に感動ゲージがたまります。そして、長男が成長していく姿でさらに。そして、そして、母マリアの容態がひどくなると・・・

と、まあ、感動のツボを押さえた展開になっております。


うーん、実話ものは予告であらすじを後半までばらすので今回もそれだったんですけど要らなかったかな。
離れ離れになった家族の安否とかも解っちゃいましたし・・・安心して見れたのでよかったっちゃよかったんですけど。
やっぱりどうなんどろ?と不安の思いから、無事の知らせ!とかの話になるとその浮き沈みでまた感動が倍増するんですけど。実話ものですとサラっと予告であらすじ全部映す映画が最近多くてげんなりします。
福袋と一緒で中身はこういう作品ですよ~って見せなくてもいいと思うんですけど今の世の中はそうでないと駄目なんですかね。そんなことないと思うんですけど。

作品自体は星4もの。
配給会社、予告を作った会社でマイナス1してます。


甘っちょろい感動ものではない、自然の怖さも併せ持った映画です。けど、その自然の力にも人は、家族の絆は強い!
って感じれる暖かい映画でもあります。

ま、ここまで読まれてるならラストは解ると思いますので言いますけど。というか言いたいんですけど。


みんな無事で本当によかった!!


ただ多くの方が亡くなった震災でした。
被災した人のご冥福を改めてお祈りします。



総評:★★★☆☆+
映像 (5) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (4)
演出力 (4) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です

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