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ギャラクシー街道 【三谷 幸喜監督】

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映画館で鑑賞。



てっきり来年の大河に向けての準備中と思い。しばらく三谷作品は無いなーと年の初めてにぼやいてましたらまさかの映画公開。しかし、毎月記事にしてる「見たいな~」リストから漏れていて。予定は余裕だったんですけども。ふとヤフー映画のレビュー星を見たら愕然。まさかの2点台(だったはず、現在1,8から落ちて1,79まで・・・)何が起きた?!そしてチャコティさんの記事タイトル(記事はまだ拝見できてないのですが)を見て確信しました。
地雷映画だったと。
もう怖いものみたさ、のみだけで映画館へ。
さて、その結果は?



【あらすじ・解説】劇作家・脚本家として絶大な人気を誇り、次々と話題作を世に送り出してきた三谷幸喜監督による奇想天外なSFコメディー。三谷映画として初めて宇宙空間を舞台に、木星のそばに浮かぶ人工居住区「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路「ギャラクシー街道」の脇に立つ、こぢんまりとした飲食店に集まる異星人たちが織り成す物語を描く。主人公の宇宙人夫妻ノアとノエを、三谷監督作『ザ・マジックアワー』にも出演した香取慎吾と綾瀬はるかが演じる。[Yahoo 映画]


まず。
私は三谷作品のファンです。
この方は映画製作だけでなく、舞台を中心にテレビドラマ脚本もてがけるまさに奇才。
舞台は行ったことないのですが1本だけ、「笑いの大学」はむかーし正月にNHKで放送されていてそれを見て大笑いした記憶あり。映画版は見てないです。
テレビドラマでは・・・「古畑」シリーズは見てないです。好きなのは「王様のレストラン」。これDVDレンタルでもう1回見たいんですけどレンタル化してるのかな?置いてるあるの見たこと無い。
映画は「みんなの家」が一番好き。「ラジオの時間」などほかもお気に入り作多々。

香取さん主演なら「新撰組」がありますが。こちらは見ておらず。新撰組のキャラは好きですけど話はラストが寂しいので見たいと思わず。代わりに「HR」見てました。これ見てた人はなかなか居ないんですよね。日本では珍しいシットコム。
「有頂天ホテル」にも出てましたね。あのときのギターがあったのはとってつけたような気もしますが・・・


そんな三谷作品好きですが、この映画は笑えず。
笑える作品だけではないのが「清須会議」だったわけですが。ドラマとしてもそれといって何も起きず。
笑えない、感動しない、ただ時だけが流れていく。
擁護するなら大河ドラマで忙しくて映画に集中できず、懇意のフジ、もしくは綾瀬はるかさん主演作を東宝から映画製作を打診されて(以前、「万能鑑定士Q」の記事でも書いた主演作契約がある?!)とりあえず作った・・・擁護になってない・・・プロなら依頼されたらちゃんと作れよって話ですよね。



うーん、と無い頭を捻ってなんでここまで面白みに欠けたのかを考えてみました。

その前にまず、三谷作品の魅力から。
登場人物があて書きによる魅力。その人の元あるキャラクターの場合もありますが。多くはその人には以外な面を掘り下げたりしたところが魅力。
今回のメインは香取さんなのですが、「HR」と同じく行動派のキャラでない。


代わりに周りの人たちが盛り上げてくれます。
キャラクター劇としては面白いんです。
それこそ善さんの独り舞台タイムは面白く。変てこ宇宙人で癖ありすぎなんですけどなんか憎めない(笑)

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この方はほんとに三谷作品に外せない方。最近はカメオ出演だったりしましたが久々の脇役キャラで大暴れしてました。ここは面白いです。

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小栗さんはモテキャラのはずが実は・・・て展開でちょいクス。

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エンケンさんは・・・エンケンさんの渋い声で「おくさん」って迫るシーンはかっこいい、エロいはずなのにボンテージ姿で変!って笑えたりします。予告無かったら大笑いしてましたけど予告でバラされてましたから、インパクト薄れちゃったのが勿体無い。

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綾瀬さんは可愛かったですけど、髪型が似合ってない買った・・・と、まあ流石の三谷あて書きの部分もあり。


もう一つの魅力がボタンの掛け違いから生まれるドラマ。
聞き間違い、すれ違い、もしくは場を誤魔化す嘘などが積み重なり気がつくとど偉いことになってた?!ってなドラマが一つの魅力。
もう一つは奇想天外なキャラで普通の場が別世界になる、なんて世界もあり。


今回は後者の奇想天外なキャラの話なんですけど。
これ舞台が宇宙なのがもしかしたら失敗の最大の原因だったのかも。

三谷さんは「宇宙でダメならどこ行ってもだめ」を言いたかったのかもしれないですが。
この宇宙ってやつと宇宙人なら地球の常識が通用しない、と見えちゃうのでいつものズレが生まれず。「宇宙はなんだって起きるんだ」って劇中でも言っちゃってますが。どんな素っ頓狂なことが起きても、あぁ宇宙だしね、こんなこと起きてもいいんじゃない?で終わっちゃう。

けど、肝心の大筋に大きなドラマが起こるわけでも無く、ハンバーガー店に訪れた人が何気に絡んで実は?!なんて展開はまったく起きません。キャラクター劇も散発して終わってしまい、あるシーンでやっと物語が動き出すか!と思ったらもうエンディング。
そうそう、三谷作品と言えば前半15分くらいで登場人物の人のそれをある程度紹介して、次の15分くらいで人物が絡んで変な方向に走り出し、残り40分はひたすら大騒動が三谷作品の魅力の一つなのですが、この“騒動”に今回はまったく進まず。エンジンのかからないまま終わりました。


まあ、それでもヤフー映画で平均1点台になるのはちょっと厳しい気もしますが。
三谷作品というブランドの反動なんでしょうね。

私も星2で。
劇場鑑賞お奨めせず。DVDでも厳しいかな。次の三谷作品公開時にフジあたりでテレビ放映しそうなのでそのときにでも。


あ、一つだけ鑑賞前に注意を。
とりあえず面白くないなーと思ってもハンバーガーは食べたくなります(笑)
鑑賞後にお腹すいたのでモ○バーガーよって満足しました^^



総評:★★☆☆☆
映像 (2) 構成力・展開 (1) 脚本(2) 役者 (3)
演出力 (2) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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