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ハンガー・ゲーム ファイナル:レボリューション 【フランシス・ローレンス監督】

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映画館で鑑賞。


ここから、もう愚痴ですけど。
いつも行ってる映画館が上映せず。こうなったらせめてモーニングタイムで割引を!と思いましたが朝早すぎて映画館に行く気がせず(笑)前作、「~レジスタンス」の記事で書いたせめて1000円で見たい希望叶わず。しかも!
字幕上映が少なすぎて時間が合ったのが吹き替え版・・・見るなら、せめて、劇中の実況?の人の「はんがーーーーーーーーげーーーーむ!」を聞きたいと思ってたんですけど。よくよく調べるとちゃんとした声優さんを起用してるので、ま、いいかと劇場へ。今回は「ハンガーゲーム」無かったので期待した部分は元から無かったというオチでした。
洋画配給会社さん。これからも吹き替え上映はぜひ、ちゃんとした声優さん、もしくはちゃんとした俳優さんを!タレントはほんと勘弁してください。



【あらすじ・解説】スーザン・コリンズのベストセラー小説を基にした、ヒットシリーズの最終章後編。独裁国家パネムへのレジスタンスの象徴的存在となったカットニスが、パネムのスノー大統領暗殺に挑んでいく。メガホンを取るのは、前2作も手掛けたフランシス・ローレンス。ジェニファー・ローレンスやジョシュ・ハッチャーソンら、シリーズを支えたメンバーが結集する。壮絶なアクションもさることながら、思いがけない真実が待ち受けるラストにも息をのむ。[Yahoo 映画]



残念ながら予想を裏切ることなく失速したまま映画は完結。
うーん、この映画で一番盛り上がったのは2作目のラストです。「お?!このシリーズどうなる?!」とワクワク感が一番盛り上がり、3作目で失望し、僅かな期待をもって4作目を映画で見ましたが見事潰えました。
サブタイトルからして不安だったんですけど的中です。


悪いところはあとで書くとして。
このシリーズのいいところは唯一つ。

キャスト陣が豪華かつ安定してたところ。良いキャストでした。とくに、ジェニファー・ローレンスを起用できたのは大きいでしょう。彼女は恐らく今後アカデミー賞の常連の可能性もあるわけで。この人の何が恐ろしいってシーン、シーン、カット、カットで顔の雰囲気すら変わってしまうところ。メイクさん泣かせっぽいですけど、監督からしたら次はどんな顔、表情を見せてくれるのか?!というワクワクが尽きない女優さんだと思います。
戦うシーンの凛々しさ、破れて絶望したときの乾いた唇から目力を失った瞳などシーン、シーンで別の顔を見せ、それだけでも見る価値はあるかも。ただ、劇映画、商業映画なのでストーリーに“何か”を求めちゃうのでそれだけど満足は出来なかったんですけども。

ほかにも名前を挙げたいかたたくさんですが。
今回は何よりもドナルド・サザーランドでしょう。憎っきスノー大統領の部分と弱っていく大統領を見事に。


もう一人は悪い部分も生み出してしまったフィリップ・シーモア・ホフマン。
彼の遺作は「誰よりも狙われた男」になってるのが救いか。
このシリーズの後半で重要な役どころ、ゲームメーカーのプルタークだったんですけど4作目では登場シーンが激減。恐らく事情が事情なのでストーリーをいじらざる得なかったのかな、という部分はあり。ラストは登場せず、代わりに手紙が朗読される状態でしたので。
この人とジュリアン・ムーアの騙しあいとか見たかった!



さあ、ここからは愚痴大会ですので悪しからず。
ネタバレも盛りだくさんなので悪しからず。

とりあえず、総評だけ。


総評:★★☆☆☆
映像 (4) 構成力・展開 (2) 脚本(2) 役者 (5)
演出力 (3) キャラクター (2) オリジナリティ(4)
五段階評価です

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さー行きますよ!


この映画の何がダメだったか。
私は主人公、カットニス・エバティーンの・・・

名前の呼び方が3通りくらいあって混乱。

冗談半分、ちょい切実。

カットニスは覚えてるんですけど、もう一つ呼び名があって「カットニスのことだよね?」状態で話が進み。ちゃんと予習して見に行けばそうでもないんでしょうけど集中して見てもないので混乱してました。これは私のせいでもあるんですけど。



さあ、本気を出して。カットニスに対して。


ヒロイン症候群で

ノープラン突撃で周りに迷惑をかけて

自暴自棄で自分は決着つけたけど

全部過去のことで終わったラスト

に違う意味で涙


もうですね。
私はなんて不幸なの、という私の大嫌いな映画の女キャラクターです。
故郷が焼かれ、彼氏は疎遠になり、新しい彼氏は洗脳され私を殺そうと。誰も構ってくれない。相手にしてくれるのは「私のことを」大好きな妹だけ。周りは英雄に持ち上げ、もっと私のしたいようにしたいのに、上層部はなぜか私の立案を取り上げない。全部悪いのはスノー大統領だ。
だから彼を殺せば全部丸く収まる。
けどそれ以外の人を殺すと後味悪いから殺さないでいたい、なんて甘っちょろいこと考えてたら撃たれちゃったよ。
こんな思想を刷り込む大領領が悪いんだ。味方にも被害を出したくないから一人で突っ込みたい。
けど、見張られてるから無理だから作戦に便乗したフリして大統領邸を目指す。作戦なんて無いからいろいろ起きてのは私のせい。全部、私のせい。やっぱり大統領が憎いから破れかぶれでもいいからあいつを殺す!
けど、気づいたら全部失ってたよ。私はなんて不幸なの。
もう、大義とかどうでもいい、憎いあいつを殺す。
憎いあいつを殺したぜ。けど、英雄の名誉は失墜。私、どうしよう。大事な妹も消え、愛する人は妹を殺し。
故郷で傷心の私、もう誰も構わないで、といった瞬間に猫にだきつく私。
結局、彼氏と結ばれ、子供にも恵まれ平和に暮らしたとさ。

子供よ、辛いことがあったら周りがいいことをしてくれたことを思い出すゲームをしなさい、と。


いやいや、そんなゲームを教える前に子供にこういうことがあったけど私たちが平和に暮らせてるのは彼らの犠牲があったからだよと伝えようよ。何だか、「私が勝ち取った幸せです」空気です出ててラストのラストでげんなり。もう初めから突っ込む気で見てるからそう見えちゃうんでしょうけども。なんだかなー
もうね。字幕クレジットで10年後、錯乱した夫ピーターに殺されて人生の幕を閉じる、だったら革命映画らしくて、良かったのでは?なんて。そんなラストだったら重すぎて私は嫌いなんですけどね(笑)
カットニス、彼女はジャンヌ・ダルクにもなれず。
最後までカットニスのキャラが合わず。


話変わりまして。
革命映画ということで市民革命とかである革命後の指導者たちの暴政、圧政もちゃんと描いてたりします。
けど、やっぱりね感があり。
ラストのカットニスの弓矢が向く先に驚かれた人も多かったですけど。流れ的に、彼女を撃つでしょ、でしたから、私としては「やっぱりね」でした。

ここに至るまでの流れは面白い部分であります。
スノー大統領が反乱軍を鎮圧する作戦を語ったところと。反乱軍の首脳部が考えてる作戦が同じ。爆弾を群集を一箇所にあつめてそこでさらに爆弾を仕掛ける。
これ、大義があろうが無かろうが人を殺してことを成そうとする人間の根底の部分が同じということ。

そしてもう一つの面が。
頑なに殺人者になることを拒んだカットニスが自分の憎しみにしたがって殺すというシーン。
彼女は英雄から殺人者に堕ちるわけです。だから、最後にしてやったりのスノー大統領は高笑いしてるわけで。

カットニスが一番“人”らしいシーンだったりして面白いシーンではあります。


ただ、人の上に立っていたコイン首相としては妹を殺されて怒り沸騰中のカットニスの前に立ったのは白けもの。この人の狡猾さが薄すぎて盛り上がりに欠けたシーンでもあります。


あと一つ。
英雄物語としても物足りず。
革命映画というより、第二次世界大戦のドイツ侵攻のが近い気します。
そもそも、今回のストーリーの重要なシーンで首都侵入シーンですが。反乱軍が包囲してるのでほぼ勝利を手中に収めてます。爆撃でもよし、持久戦もよし。物資は揃ってますし、首都の人民は避難中。ほっといても勝てるのにカットニスを含むスター部隊はプロパガンダのために戦地に赴き撮影を始めます。カットニス暗殺の含みもあったんですけど、このシーンがずっと緊張感薄すぎの上、なんでここに居るの?があって楽しめず。しまいには地下道でゾンビ軍団みたいのが現れて別物映画がスタート。「ミュット」がここの来て初登場?前から単語は出てたそうですけど。


シリーズ4作を費やしましたけど、私の中には何も残らず。
突っ込みも馬鹿だな~な笑いながらの突っ込みより、なんでこんなになったの?な悲しい突っ込みばかり。


もっと書きたいんですけどシリーズ含めてになるのでまた後日。
中途半端なところで終わりますが最後までお付き合いいただきありがとうございます<(_ _)>

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