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ぼくらの七日間戦争 【菅原 比呂志監督】

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イメージ 1

DVDで鑑賞。


「ソロモンの偽証」を見て、どこかでイメージが似てるな~と思ってピンときたのがこの作品。
若干世代が違うので公開当時もですし。一定の年齢になったときは一昔前の作品だったので手が出てなかったのもあります。

イメージは宮沢りえさんの映画。
キャストクレジットトップですが、彼女が主人公ではないんですね。
ただ、当時も輝いてまして。そして、まあ若い。この数年後にあんな姿も披露するとはこの当時は誰も思わなかったでしょうね。



【あらすじ・解説】厳しい規律が敷かれた青葉中学で、11人の少年少女が自由を求めて立ち上がった。食料を持ち寄り廃工場に立てこもった彼らを、教師たちはあくまで校則のもとに解散させようとする。生徒たちは様々な手段で教師らを撃退していくが……。宗田理原作のライトな青春ドラマ。[Yahoo 映画]



当時はこんな先生も多かったのかな。
教育的姿勢は今も昔も変らないでしょうけど、体罰とか生徒を支配しようとというのは今より強かったのかな?という想像。
私の時代は体罰への監視が厳しくなった時代ですので殴られるとか滅多になかったです。相当なことやらかしたら殴られることもありましたが、訴えたりとかは無かったです。
頭のいい先生が居て、遅刻や宿題忘れは筋トレさせる先生が居ました。無茶な回数ではないですけどしんどい回数なので効果はあったと思います。ただ、運動部は気にせず筋トレしちゃってたので受ける子にもよる罰でしたが(笑)
私はしんどいほうの子でした・・・


そんなこんなで88年の学校風景を切り取った学園ものと思いたいところですが。
ちょいと誇張してるかな、と当時を知らない私でも思う作品です。実際にこんなことあったとかもあるでしょうけど映画として上乗せしてるところもあるかな~と思いつつ。


何より。
立てこもった少年少女の有能さがもうファンタジー(笑)
すごいんです、この子ら。
土木関係の仕事に進んだら伝説作れるよ!というくらい、篭城した工場跡地を一夜城に仕立て上げ先生や警察の突撃に備えます。いくつもの罠や仕掛けを作って見事にカウンターパンチ。誰もがある嫌~な先生への一撃で爽快、がこの映画の肝なんですけど。それにしても仕掛けとか上手すぎ(笑)と今見るとファンタジーにしか。まあ、こういうのもたまにはいいんですけども。


あと、こういう学生運動の残り香みたいのも当時ならではかも。学校に閉じこもるではなく、工場跡地にこもることで、学校にも、警察にも、保護者にも抗うのは今はあまり見ないかも。
私は先生に反抗はすることは・・・少なくそんなことは少々あっても社会に反抗とかとは縁の無い時代を学生時代に送ってましたので。
あと先生方がなかなか濃いキャストをそろえてるのでそれを見て「ふふふ」や、嫌な先生がはまる役者さんも多いので彼らがやっつけられて痛快と楽しむもいいかも。


今見ると学園ファンタジーですし、そんなんありえんわーで一蹴されちゃう映画ですけど、「そんな時代もあーったねとー♪」と心を広くもって挑めば楽しめると思います。
あと、宮沢さんのピッチピチな姿を愛でるだけでも価値はあるかな。

まさか締めが中島みゆきさんになるとは思わなかった(笑)


総評:★★★☆☆
映像 (3) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (3)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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