クロッシング　【アントワーン・フークア監督】

ＤＶＤで鑑賞。

キャストが好きな顔ぶれで、内容が重厚そうなので期待して借りてきました。
気になるのはイーサン・ホークがジャケットのメインだったところ。最近のイーサン主演作は後一歩なところが多いので。

予想通り重厚でした。

メイン３人よりも、ウェズリー・スナイプスが印象的でした。演技派でアクションも出来るのにいつのまにかビデオスルー作品の出演が増えていて寂しかったので、いい感じの悪役でした。今後もこんな役でも期待と思ってましたら、脱税で収監されてたんですね・・・今年に出所で今後は大丈夫でしょうか。この作品で、悪役でも栄えるのが解ったので、ぜひ「エクスペンダブル３」で悪役に期待！

話を映画に戻しまして。
３人のキャストは流石。
イーサンは相変わらずメンタルの弱い役をやらせたら似合いますし、リチャード・ギアは女絡みが合いますし。ドンは板ばさみがやっぱり似合う（笑）キャストは期待通りの内容でよかったです。

ストーリーですが。
部署も立場も違う３人の警官を描いた話。
タイトルに“クロッシング”とあるのでこの３人が交差する、交わる話と思いきやそういう話ではないので、邦題でちょっと損をしてる映画です。原題が“BROOKLYN'S FINEST”　 FINESTに警官の意味もあったりするそうなので原題カタカナ表記にサブタイトル○○な警官でもつければイメージが変わってたかもしれません。
３人別々の話で交差しない、とも言えず確かに３つのストーリーが交差するところもあるんですけど、そこに大きな意味も転換もないのでタイトルにミスリードされてしまいました。

人種問題、格差社会など、単なら刑事ドラマとしてよりも社会派ドラマとしての面があるので見所は多い映画です。
やっぱ邦題かな、見方を失敗しました。

総評：★★★☆☆＋
映像 （4）　構成力・展開 （4）　脚本（4） 役者 （4）
演出力 （4）　キャラクター （4）　オリジナリティ（4）
五段階評価です

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