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Channel: 映画を観る日々
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オズ はじまりの戦い 【サム・ライミ監督】

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映画館で鑑賞。

ディズニー3Dなのでスルーして2Dで鑑賞。
最近のディズニー実写映画は外れが多いので劇場もスルーしてDVD待ちしようとしましたが休みと時間が噛み合わず見たい映画の時間に間に合わずこちらを鑑賞。期待度ハードルはかなり下げてみました。


【あらすじ・解説】L・フランク・ボームの児童文学「オズの魔法使い」に登場するキャラクター、オズを主人公にしたファンタジー。魔法の国オズに迷い込んでしまった奇術師が織り成す冒険や、それによって大きく変わる運命を壮大なスケールで活写する。メガホンを取るのは、『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ。『127時間』のジェームズ・フランコ、『マリリン 7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズら、実力派スターが結集。最先端VFXとライミ監督のセンスが融合した圧倒的ビジュアルにも目を見張る。[Yahoo 映画]


いやいや、なかなか。
サム・ライミ監督なんでもう少しホラー要素あるかと思いましたがディズニーが手綱をとっていい感じファミリー映画の按配になってました。職人監督だと誰にでも見やすい映画で収まっちゃうことがあるんですけど程よい監督の色が出てて良かったです。
「アリス~」はバートンの色がまったく出ておらず寂しい感じでしたが。

むかーし、「オズの魔法使い」はビデオでよく見ましたがさすがに記憶があやふや。
見ながら、あぁ~あったあったと懐かしい記憶が蘇りながら見ました。ケシのみの畑とか。
ライオンとブリキとカカシはちょい役で登場してましたね。ラストまで見ると「オズの魔法使い」のラストに繋がってなるほど~
と膝を打つ感じになります(笑)

「オズの魔法使い」はカラー映画の初期作として映画歴史的にもターニングポイントの映画。
現実のモノクロ映像からオズの世界に行くとカラーになるという当時としては画期的な映像でしたがこの演出はこの作品も一緒。しかし、原色豊かな世界は「魔法使い」当時とはまったくの別物。「アリス~」のときもでしたがセット、美術の力は素晴らしいです。この色彩は3Dメガネで薄暗くするのは勿体無い気がしますが・・・今回は色大丈夫だったのかな。そういうのが怖くて今回は3Dで見なかったです。所々で飛び出す映像用のカットもありましたがこれだけなら無理に3Dで撮らないほうがいいと思いますけど・・・3Dより2Dがオススメかもしれません。
ライミ監督はCGとの共存が上手いですね。「スパイダーマン」ではマンハッタンを跳躍するシーンを。この映画ではファンタジーの色彩に使うなど。依存しすぎるとCGだけの映画になっちゃいますがそこの塩加減も上手いです。


ただ、この監督で一つ物足りないのは・・・
女優のキャスティングの趣味が合わない!(笑)
演技は素晴らしいですよ、「スパイダーマン」のキルステンも。見てるいい女に見えてくるんですけど第一印象がさっぱり。今回のヒロイン、ミシェル・ウィリアムスもいい女優さんなんですけどお姫様スタイルが似合わないにあわない(笑)

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どちらかというと女王様の貫禄があってセオドラ役のミラ・クニスのほうが可愛いのに最終的には○○になっちゃいますし。
レイチェル・ワイズはけばけばしい化粧と衣装でらしさが無くなってますし。女優さんの演技はいいんですけど。

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ジェームズ・フランコはどんどんいい役者さんになっててますね。今後も楽しみです。

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お気に入りは陶器の少女の足を治すシーン。
冒頭の車椅子の少女に何も出来なくてその場にいられない顔をしていたので根が悪い人間ではないキャラでしたがあのシーンで自分が「何か」を出来たことに彼のセリフがちょっと変わってったのがツボでした。

監督の女性趣味以外で気になったのは副題。
戦いというほど戦ってなくここは「冒険」でよかったと思いますが。ディズニーも平和な話よりも「戦う」「バトル」という要素がないと子供がくいつかなと思ってるのですかね。そういったのは別の映画に任せたほうがいいと思いますが。

映画の中身は楽しめました。
くどいようですが見るなら映像が綺麗に見られる2Dがオススメです。


総評:★★★★☆
映像 (4) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (4)
演出力 (4) キャラクター (4) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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