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ポルノスター 【豊田利晃監督】

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DVDで鑑賞。

この監督の作品は以前から興味があったのですが・・・VHS時代はお店にも一通りそろえてたりしてました。コアな人気あってあると借りる方が多いので。ただテープからDVDへの移行でメーカー許諾と仕入れ価格が下がっておらず「青い春」とかはまだ取り扱ってる店見たこと無いですね。今回の作品も「モンスタークラブ」公開記念かもしれません。リバイバルで「9ソウルズ」の上映していたのでもしかするとちょっとづつですがDVD化も始まりそうで期待してます。


【あらすじ・解説】『ビリケン』など、阪本順治監督作品の脚本家・豊田利晃の監督デビュー作。渋谷を舞台に、ストリートの若者たちの荒れ果てた青春模様をバイオレンス・タッチで描く。[amazon]

らしいといえば監督らしい1本なのかな。
豊田監督作品はまだ2本目なのでなんとも。ただ予告やパッケージで得た知識からするとこの監督の作品はヤクザや犯罪者系が色なのでストーリーはらしいといえばらしいです。

一番の見所はジャックナイフのころの千原Jrさん。
(笑)←をつけたくなるくらい最近は鋭さ(笑いに対するではなくて人との接し方で)が和らいでますがこの映画のときは目つきとかやばいやばい笑い。バイク事故で心境の変化とかもあったのでしょうか、その前の出演作品なのでジャックナイフのイメージのまんまです。いやーこの目つきの人を町で見かけたら避けて通ります。スケボーのシーンは当時だと演技っぽいですが、いまバラエティ番組を見てるとこの人の素だったのかなって印象です(笑)
「9ソウルズ」もこの人が主演なんですよね、見たいんですがレンタルDVD化まだかな。


脈略もなくいきなりナイフでブスってなシーンがてんこ盛り。
渋谷にヤクザはいらんねん、と言いながらヤクザの世界に片足を突っ込んでひたすらヤクザとギャングをナイフ刺していく話。こう描くとやっぱりぶっ飛んでますね。映画もぶっ飛んでます。

この当時の邦画らしい内容でした。セリフとかで説明を極力排除して映像で見せようとする感じが。
この主人公がなんでヤクザを嫌ってるのかが描かれてたりはないですし、突然、ナイフが雨のように降ってくるシーンなど抽象的な映像もあります。ナイフに関しては心象を描いてるのでいい感じでしたけどまだCG技術が今のようではないのでちょっと監督の思い描いていたのとは違うみたいで今みるとインパクトに欠けてます。

ストーリーとかは気にせずに千原Jrさん演じる男の狂気と落ちていくさまを見る映画。
なので好き嫌いははっきり分かれると思います。


総評:★★★☆☆
映像 (3) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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