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Channel: 映画を観る日々
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ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う 【エドガー・ライト監督】

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映画館で鑑賞。


エドガー監督とペッグ&フロスト主演の黄金トリオが久々にコンビを組んだ作品と聞いて劇場で見ることを強く決意。
「宇宙人ポール」は監督は別だったのでこのトリオの作品で劇場鑑賞はお初でした。
情報はほぼシャットアウト。運転中にFM802のDJが映画の感想を言ってましたがラジオを切ってシャットアウト。が、切る前になんか酔拳の話が出てたので何が起きるのか?!と期待と不安を抱えて劇場へ(笑)


【あらすじ・解説】『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』などのエドガー・ライト監督、サイモン・ペッグ、ニック・フロスト主演という黄金トリオが放つSFコメディー。故郷の街でパブのはしごをする中年男性5人組が、いつしか世界存亡を懸けた戦いに身を投じるはめに。『思秋期』などのパディ・コンシダイン、『ホビット 思いがけない冒険』などのマーティン・フリーマンら、イギリスの実力派が共演。奇想天外な設定や物語に加え、サイモンとニックが繰り出す息の合った掛け合いも見ものだ。[Yahoo 映画]


まさかのSFコメディとシリアスSF(笑)
今回のパロディネタは「光る目」と「クラウドアトラス」かな。「クラウドアトラス」は意図したものでなかったのかな。
タイトルからすると、「ハングオーバー」を意識してるのが・・・世界を救えたのか微妙ですし(笑)


SFコメディを基盤に、統一されたフランチャイズ店、今回、名前がよく挙がってたのがスタバでしたけど。クォリティが統一されてるのはいいことですけど、そのお店の色が無くなるのも寂しいもの。歴史のあるパブが変わってどこでも飲めるお酒しか置いてないとなるとそのパブで飲む意味が無くなっちゃいますよね。
あとは平和な意識の統一。人類補完計画がまさか出てくるとは(笑)
上から命令されるのはいやだ!自由に生きたいんだ、って。これってイギリス人独特の色なんでしょうね。アメリカとは違う自由への意識。あぁ、トリオの映画、UK映画だと。こういうお国の色が出てよかったよかった。この色が無ければフランチャイズな映画になっちゃいますからね。

そして、勝ち組の話。
高校生時代が絶頂で大人になると普通の人、もしくは冴えない人になる。なんて場合もあり。
逆に高校時代は冴えなくてもマイホームを持ち、暖かい家庭を持ち高収入を得てる"勝ち組”も。

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今作の主人公ゲイリー・キングを演じるはハリウッド映画では三枚目が多いサイモン・ペッグ。このトリオの映画だとスター役が多いですけど、今回は冴えないドランカー。旧友の信頼度ゼロ。過去の栄光にすがるように12店舗のパブを制覇に固執してる負け組担当。ただ、なりは革のコートとサングラスをかけたやんちゃな中年親父役。ちょっとかっこいいんです(笑)やっぱり自由に生きてる男って憧れるからかな。

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ほかの4人は代表で、ニック・フロスト演じるアンディー。初登場時に「え?!」ってなりましたよ。ニックはたいてい、このトリオのといはピエロ役が多いのに、なんと税理士?役。家庭を持ち、収入も社会的地位もしっかりした役。そう"勝ち組”役でした。おふざけなしの役だったので「いつものニック」が無かったのでちょい物足りなく。

勝ち組とかの話は後半では人生の勝者って何よ?とすこし訴えたりもしてます。
幸せって難しいですよね。傍から見たら幸せでも窮屈な人生だったり。本人が楽しんだもん勝ちですよね。そういう意味ではアンディーも勝ち組ですし、ゲイリーも勝ち組かも。

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また、今回の侵略者の行動は・・・「アメリカ的」だったりして。3人ともアメリカ映画に進出もしてますからそういう吐露もあったのかな。向こうはお金は潤沢ですがいろいろと「指図」されることも多いですから。イギリス含めてヨーロッパからハリウッドに渡って頭を抱える監督は絶えないですよね。

この影響でしょうかね。
今回は「笑い」の部分が薄くSFパロディに力を注いでました。
あと上で長々と書いたテーマ的な話に集中してたみたいですし。
ニックがお馬鹿なことをしないキャラだったので掛け合いも少なかったのが影響あったのかな。


トリオのファンからするとちょいと物足りない感じ。
単品で見ますと、B級なSFパロディ映画。
荒唐無稽な展開にキョトンとしたら終わりの映画で、そこからの展開を楽しめるのはやっぱりトリオのファンだけかも。
私はトリオのファンなので星評価プラス1です。

あ、お酒好きな人はビールをご用意して鑑賞を。

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おいしそうなお酒でないですけど、見てるとやっぱり飲みたくなります。
車で劇場に行くと後悔しますよ(笑)


総評:★★★★☆
映像 (4) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (4)
演出力 (4) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です

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