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ポリスストーリー/レジェンド 【ディン・シェン監督】

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映画館で鑑賞。


前作の「ライジング・ドラゴン」でアクション引退と本人の声で表明していたのに、まさかのポリスストーリー出演。
こりゃ、アクションなしは無理でしょ、と予想通りのアクションシーンの多い内容。え、騙されたって?
ジャッキーのアクション止めるは、もうネタですからね。下手するとこの人の作品の場合、作ろうとしても怪我で作品の発表が出来ない可能性もあるので、毎回、ラストアクションの可能性大なわけ。なので、ラスト宣言はもう「はい、はい、次回作も無事公開してくれることを楽しみにしてますよ」のスタンスで行こうと思います。なんたってもう60過ぎですしね。


【あらすじ・解説】アジアが誇るスーパースター、ジャッキー・チェンが主演を務め、興行的にも大ヒットを記録した人気シリーズ『ポリス・ストーリー』の第6弾。仕事熱心なベテラン刑事と一人娘の確執を発端に、まるで要塞のようなナイトクラブに突如監禁された人々が体験するカオスな状況を映し出す。娘を『7日間の恋人』などのジン・ティエンが演じ、クラブの経営者を『コネクテッド』などのリウ・イエが熱演。決死の肉弾戦はもとより、さまざまな因縁が絡み合う密室劇に絶句する。[Yahoo 映画]


ジャッキー映画の面白みゼロですけどイチ映画としては面白い


この映画をおススメするとこうなります。



ジャッキー主演のポリスストーリーですが、ジャッキーらしさ、ポリスストーリーらしさは少ないです。それよりもポリスストーリーという看板を借りた見ごたえのある刑事ドラマとして見ると結構、楽しめます。



ジャッキーの面白さはやはり、香港時代のカンフーヒーローからアクションヒーロー時代のコミカルかつ、派手なアクション満載の内容。なかでもコミカルな部分はジャッキーの大事なところでこれがあるないで変わります。もちろん、命がけのスタントもですが。しかしながら、この作品はコミカルな部分はなし。
アクションシーンはあれど、どれも犯罪現場のシーンなので笑いを誘うシーンの必要性もないのでシリアスなアクションシーンばかり。ポリスストーリーは元々コミカルな部分が少ないシリーズですけど、それにしても、ジャッキー映画っぽくない。

ま、いつも型にはまったジャッキーばかりでもいたし方なしですし。

って、思い出せば、この作品の監督はディン・シェン。「ラストソルジャー」でヒーローにならない雑兵をジャッキーが演じ、ジャッキー映画要素ゼロながらなかなかドラマチックな戦争映画を作った監督。


今回もジャッキー出演ということで、軽快なアクションシーンを盛り込なだくらいがジャッキー要素。あとは刑事ドラマで盛り上げ、密室劇で緊張感が少し上げ、後半はサスペンス仕立てというなかなか面白い作品を作り上げてました。

ジャッキーらしくないのはあるシーンで決闘シーンがあるんですけど。

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いつものジャッキーならピンチのときもとっさの機転で逆転!とかあるんですけど、今回のジャッキーは泥臭いです。めっちゃくちゃにやられちゃって倒れちゃいます。こんなのジャッキーじゃねー!と思いつつ、ジャッキーの無残な姿にもう倒れておいてー!と思ってしまいます。いやいや、ジャッキー映画にこんなことありました?ジャッキー倒れてて、なんて願うなんて。いつでも軽快な動きで相手を翻弄して倒す!それがジャッキー映画の醍醐味だったりしたんですけど。しかし、この映画にジャッキーでも出来ないことはある、っていう緊張感が生まれてよかった点だったりします。この監督の作品はジャッキーらしさの無い映画ですが、ジャッキーというヒーローを上手く使う監督という印象が出来ました。次も見たくなりました。


後半のサスペンス部分は「ユージュアル・サスペクツ」的な要素もあって「おっ」となりましたが、前半の事件も絡んでたら、もっと「おおっ」となったんですけど。

お楽しみにNGシーンは昔ほど、アクションシーンが無くなったので演技チョンボとかのシーンが多いので微笑ましいかんじになっちゃいました。その中で、ワイヤーを解くシーンですがあれ本当にワイヤーだったんだってちょっと驚きました。ありゃ、痛いですわ・・・・


今回はさすがにラスト宣言なし(笑)
一応、宣伝文句で、「そして伝説へ」とラストを匂わせてますけど。
見ると、この映画はアクション要素はそんなに、密室サスペンスのほうが・・・・あ、そういえば。最初のほうでビルから飛び降りてました。これがアクションシーンでないなら、他のアクション俳優の立つ瀬が・・・やっぱアクション映画今後も出るんですね(笑)楽しみにしてます。



総評:★★★★☆- (やっぱジャッキーらしさも期待しちゃうのでマイナスつけてます)
映像 (3) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (5)
演出力 (4) キャラクター (3) オリジナリティ(4)
五段階評価です

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以下ネタバレ込みの言いたいこと書きます。































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この物語のジャッキー以外の主要キャラクターで後半に登場する万引き犯のウェイ。
いかつい体で坊主頭、うーん、元は大犯罪人?と思いきや顔はどことなく愛嬌あり、罪は母親のために高級薬品を万引きした窃盗犯。
ジャッキー刑事にお世話になって恩返しがしたい、母親孝行したいとか行ってます。
あかん、あかん、死亡コースはいってます!と劇中で見ながら突っ込み、ラスト間際でヘルメットをはずし。
心の中で早々に結構いいやつだったんだけどな~

と思ってましたら、まさか生き残るとは(笑)
これが終わったら○○したい、で生き残ったキャラは久々にみました。


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そして主犯のウー・ジアン。演じてるリウ・イエの熱演もあってなかなかのキャラクター。
悪役ながらなかなかいい味が出てました。
そして、最後の最後にけじめをつけて、あぁ~と思いきや。
電車が急カーブ?!
あれ、電車来ない?!
いやー、まさかこっちも生き残るとは(笑)
さすがにこっちはラストに盛大に散って終りかな、と思いきや、まさかの展開でいいシーンなのにちょっと笑っちゃいました。


死んだら終りですからね。生きてちゃんとやったことの罰を受ける、そんな話でした。
私、笑ってますけど、この二人のキャラはなかなか良かったので物語の上でですが死ななくてよかったです。


































以上、ネタバレですけど言いたいこと終りです。

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