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サッカー日本代表 アジアカップオーストラリア2015 準々決勝敗退

アジアカップがもう終戦。
準決勝まで行くと思ってましたので残念です。

試合を見た限りでは負けるべくして負けた試合でした。

前半の早々に失点で日本は組み立てが崩壊。
失点シーンは完全に崩されてました。相手の中心選手オマールが見事に中盤でワンタッチでボールを裁いてリズムを作り、左サイドから縦パス1本でゴール。
ここが羨ましい。日本の中盤はなぜか必ず2タッチパス。しかもワンツーではなくワン・・・ツーくらいのタイミング。2タッチの原則と持ちすぎないっちゃ持ちすぎないですけど単調。アタッキングエリアまで行くと壁パスのワンツーはあるんですけども。その前にワンタッチでパスを繋いで一気にギアを上げるとUAEみたいにスペースが出来て点が取れるんですけよね。ブラジルとかもこういうのが上手いですよね。今大会で日本にはそんなシーンはほぼなく。


この1点だけなら崩壊しなかったんですけど。その前に右サイドが同じ展開で崩されてスルーパスが通ってあわや失点、と思いきや相手選手のドリブルミスでセーフ。川島の飛び出しのタイミングも効果があったかもしれないですけど相手のミスでした。
もう一つバランスが崩れた要因が左サイドからの失点。
ワールドカップを思い出しちゃったのかな。左サイドのケアとかで頭が一杯になったのかも。

ここから前半途中、30分過ぎくらいまででしょうか。
最終ラインはずるずる下がり、クリアしてもラインを上げられない。前線は焦って前のめりな上、サイド渋滞病を発症。完全に間延びしてました。中盤の底のコンビだけかな、バランスをとってたのは。長谷部がマンマーク気味のオマールを抑えて、相手が引き気味、守備固めに入ってからリズムが出来ましたがそこにいたるまでに時間がかかりすぎて結局、前半は無駄な攻めで終始。
しかも守備固めになったのでボール所持率は上がるは攻めてなし。持たされてるかっこでした。


後半は一向に変わらないリズムに業を煮やしたのかカードを使い切る監督。
交代の柴崎が価千金の同点ゴールを決めるも延長へ。
流れは良かったでんす。後半。シュートチャンスも多々。ただ枠内に飛ばない。

前半の乾のファーストシュートもよかったんですけど、威力無し。置いていったシュートでしたね。枠内にいい感じにとびましたけどあの威力だとキーパーの手がとどくわけで。
豊田もフリーでヘディングシュート。けど枠内に飛ばず。コーナーキックも多かったですけど決まらず。
結構シュートまでいってたんですけど、相変わらず枠内飛ばず。あと相手が引いてますのでゴール前に人が多すぎてシュートが当たること当たること。こういう展開のときこそサイドからのクロスで、クロスも多かったですけど結局、味方に繋がらず。豊田を投入でパワープレイをするわけでもなく。トップのサイドメンバーがクロス上げるタイプでないから必然か。長友はせっかく切り返しで相手からフリーになっても踏ん張れずにボールをキープしなおして間に詰められるので攻撃が遅くなるシーンもおおいですしね。

ただ、長友が左サイドを制圧していたのも確かで。
延長は彼の怪我で一気に崩壊。交代選手枠がないので下ろせず結局10-11で戦う展開へ。修正して挑むもチグハグして点が取れる気配が皆無。UAE側も動きが落ちて双方ともにPK戦を覚悟した延長戦でした。

本田が一発目に大きく外した時点で試合終了でした。精神的に追い詰められましたね。



スタッツを見るとなんで負けたのか謎の試合ですよね(笑)

日本 1-1 UAE

68.1% 支配率 31.9%
35本 シュート 3本
8本 枠内シュート 2本
18本 コーナー 0本
54 クロス本数 4
799 パス本数 396

けど、日本のお家芸のようで、ギリシャ戦と同じだとか。う~ん・・・

枠内シュートはキーパー正面とか撃たされて撃ったシュートだったり。
クロスの数は多いですけど成功率が低いなどなど。もっと細かいデータを見ると負けた要素は多々ありそうです。



報知新聞で北沢さんがブラジルから変わってない、いや、むしろ後退したとありますが。
ザック監督ときとそう、変わらないような。優勝したので実績は差がつきましたが試合内容は接線の接線。PK戦も川口の神が勝ったセーブがなければ負けてましたし。


そういえば、日本代表のPK戦の成績が酷いです。
近年の12回のうち勝てたのが5回。
枠内にシュートが飛ばないですし一度PKの練習からしたほうがいいような。



日本代表はここで分岐点が来ました。
大会で結果が出ず、このままで突き進むのか。
監督の首を変えて終わらすのか。

いや、それよりもサッカー協会が決断しなければいけないのが。


本田を取るか、香川を取るのか。
ここですね。

昨今のサッカーの選手の配置は中盤トップ下は採用する人は稀。
現代サッカーでここでプレイできる人はほんの一握り。類稀なタレントの持ち主だけ。多くの選手が人の多い中盤からサイドに活躍の場を移しました。始まりはロナウジーニョあたりからでしょうか。
本田もクラブチームでもトップ下に烙印がつき、現在は右サイドで生き残りの道を模索中。
そして香川。
プレミアではトップ下起用はほぼなく、オールマイティの能力を求められる中盤では居場所がなくブンデスに戻るも調子を落として絶不調中。ただ、好調時もトップ下でないと活躍が出来ない彼にどこまで心中する気なのか。
中盤での起用は諦めてもっと前で使うのも手なんですけど。使わないですね。なんででしょ。
彼に変えて中盤に青山ー柴崎ー遠藤もしくは長谷部なんてのはダメなんでしょうか。見たいな。あと、怪我明けなので召集されてないですけど山口も。同レベル、格上相手だと中盤で勝てないと他のポジションで勝てるところが無いですからね。攻撃のアイディアで確かに香川は手放せないものがありますが守備から構築することを考えると・・・今回は結果ですが左サイドが崩されたのが要因で、日本代表のトラウマになってますし。

相手チームもオマーンを中央ではなく、左においてる辺りに日本の攻略は左からと、狙われるのもあります。

本田ワントップ、左右に香川、岡崎とかはダメなのかな。
香川はボールのあるほうに寄っちゃうのでダメか。

やっぱりそこですね。どっちを取るか。

私は本田派なのでこういう記事です。
ただ、本田もブラジルのときみたいに病気の疑惑のある不調時なら外すべきだとは思います。ただ、外しても本田の代わりに出来る選手が居ないのも事実。
選手層の厚みがどこもかしこも。特にフォワード陣は岡崎以外に点が取れてない。結局、この大会で、本田が3得点(うちPK2本)岡崎、遠藤、吉田、香川、柴崎が各1点。
4試合先発の乾はノーゴール、豊田も途中交代で特に活躍できず。武藤はガス欠中。ワンアシストでどう変わるか。
中盤は清武が日本代表で覚醒せず。などなど。岡崎が居ないときのほうが怖いかも・・・クラブチームでは活躍してたりするのになんでですかね。原因はチームだと中心なのに代表だと違ったりするところでしょうか。一人でどうにかする!選手が前線のあと一人いれば心強いのですが。

中盤も結局はベテランの二人の壁を超えられず。

最終ラインは両サイドはスタメンとサブ組でどうしても。今回酒井は頑張ってましたね。あとはクロスが点に繋がれば・・・
センターバックは森重の代わりが居なかったこと。怪我をしてるのに起用した監督のこだわりも一因ですけど。最終ラインは変えずらいですからね。




恐らく、疑惑の渦中にある監督を切るにはいい口実ができたかも。
監督の交代はこのタイミングしかないですね。疑惑の黒白以前に、裁判で拘束される監督を使うのは危険です。
これ以上先延ばしにすると何か合ったときに交代しても時間が無さ過ぎます。

ただ、監督が変わっても、本田、香川の両立論に縛られた日本サッカー協会にはブラジルと変わらない結果しかないでしょう。使うとすれば二人が絶好調のときだけ。
あとシステムありきの監督はもう勘弁を・・・

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