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Channel: 映画を観る日々
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96時間 レクイエム

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映画館で鑑賞。


シリーズ1作目の面白さから「2」がちょっと物足りなく感じつつも。2作目に良作は少なし、3作目に期待すべし!と劇場へ。ただ、そろそろ、96時間のタイトルに無理があるな~(笑)なんて思いも胸に秘め。この点で期待ハードルは下げてます。もうリーアムパパ、“最後?”の無双を楽しもう。それだけ(笑)


【あらすじ・解説】『シンドラーのリスト』などのリーアム・ニーソンと、ヒットメーカーのリュック・ベッソンの強力タッグによる人気アクションシリーズ最終章。愛する家族のためなら手加減せずに相手をなぎ倒す、すご腕の元CIA捜査官を襲うさらなる試練をド迫力のアクションと共に活写する。これまで同様まな娘をマギー・グレイスが演じ、新たにフォレスト・ウィテカーらが共演。たった一人の娘を守り抜こうとする父親がどのような戦いを繰り広げるのか注目。[Yahoo 映画]


よくよく見るとポスターの文が凄いですね。
「ついに父の暴走が終わる」
いや、確かに行く先々で問題を起こしてますけど基本、悪を成敗してるわけで暴走は可哀想かな(笑)
他にいい言葉は思いつかないんですけども。


宣伝文句、予告でのナレーションでもこれでシリーズ最終章。
ただ、作品を見ると、どうも終わる気が無いような。新キャラっぽくフォレスト・ウィティカーの刑事役投入。
キムにもおめでたとかありますしね。

原題は「TAKEN3」。別にFINAL TAKENとかでもないんですよね。最近はシリーズ番号ではんく、サブタイトルが流行りの中では珍しいです。ちなみに今回のタイムリミットは4日間の96時間ではなく2日間なので48時間でした。原題のままテイクンよりいいですけどそろそろ邦題に無理が出てきちゃったシリーズです。

続編の行方ですが、日本の配給会社の勝手な売り込みか、もしくはそろそろ興行の伸びしろがないと見られたか・・・どうも後者のようです。

そういう今後はここまでにしまして。


今回もリーアムパパ無双バッチリです。

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しかも、今までは完全な脇の脇役だった昔のチームメンバーも参戦度アップ!ちょいちょいいい顔してるメンバーがいるのに、なぜ彼らの活躍の場がないんだ!と思ってましたら今回はばっちり。

そしてリーアムパパ

ついに時空を超える

だってあの駐車場での脱出シーンはほんと謎。
人影が写ってたのに次のシーンでは外に居ますからね。時空移動の能力を身に着けないと無理(笑)
見事なイリュージョンでピンチを脱出してくれます。


そんなリーアムパパ無双、パパと愉快な仲間たちの無双っぷりを楽しみ。


着いた先に待ってたのは・・・
まさかの白ブリーフ姿のボス。
ギャングのボスなのでマシンガンをぶっ放しますが。白ブリーフがどうしても目に映り。組織のボスがブリーフというしまりの無い映像で肩透かし間違いなし。ここは見所か?私もアクション映画に関してはそこそこ見てるもんだと自負してますが、白ブリーフボスは見た記憶がない。高級そうなブリーフなのでもっさり、染み付きブリーフとかじゃないんですけど・・・正直かっこよろしくない(笑)


余談だらけの感想ですけど。


最近の携帯の使い方は通話よりもラインのようなメールのやり取りをするシーンが増えてます。けど、この映画ですと。1作目からの名残からか電話で話すシーンが多いですね。リーアム・ニーソンの「フライトゲーム」だと通話でなくて上のやり取りで物語が進みます。私は未だにガラケーなのでいまいちあの感覚がわからず。便利そうなのだけは伝わってるんですけど。

話が逸れに逸れましたけど。言いたいのはこのリーアムパパの通話シーン。
ちゃんと説明しない。人の話を聞かない(笑)
いや、リーアムパパだけではなくフォレスト刑事も言葉足らず。
この辺りが下手でしたね。娘が「お父さん話を聞いて」といっても一方的に自分の用件だけ伝えて切っちゃうパパ。切羽詰った状況とは言え人の話を聞こうよ、だから娘にそっぽ向かれちゃうんだよとリーアムパパへ一笑い。
フォレスト刑事は有能で、事件の真相部分を理解してそうなのに。電話でのやり取りは中途半端に容疑者として捕らえたいみたい雰囲気を出してリーアムパパとコミュニケーション取れず。
とくに最後の最後のシーンは容疑者としてではなく。重要参考人として、とか。「何か合ったのか?空港で?それなら管制塔に連絡して」とかすればちゃんと有能な刑事っぽく見えたのに。このシーンでも最後まで言葉濁して、リーアムパパを捕まえたいだけのセリフに終始。全部終わって最後に「わかってたんだぜ」にやり、とかされても取ってつけた感しか残らず。伏線はあったにはありましたけど、思いを伝えるセリフ不足が残念。


キャラクターでもう一つ。
今回の事件も前作でおなじみのギャングからロシア系に。
流行ですね、ロシア系の悪役化。中東は昨今の情勢で厳しいですし妥当なんでしょうね。

あと、ギャングって特殊部隊の人に絡むの好きですよね(笑)
「イコライザー」のときも散々でしたし。ギャングが一人の特殊部隊員に崩壊させられるのは痛快だから好きなんですけどそろそろもうちょっと頭のいいギャングもみたいかな。欲張りですいません。


アクションシーンではベッソン系ですとカーチェイスも見所なのですが。
昨今はカーチェイスではなく、カークラッシュがメインなんですね。この件に関しては後日別の作品で書きます。
そのカークラッシュもトレーラーが横転したシーンで運転席に誰も乗ってないのはどうかな。乗ってたら乗ってたのでスタント大丈夫か?みたいな不安になりますが。ベッソンが監督のときはカーチェイスとか面白いんですけど製作や脚本のときは当たり外れがあります。

逆に見所は。
ベッソン作品ですが。舞台はアメリカ。お得意の地元ヨーロッパには行かず。
しかし!最後の最後で大活躍するのが車!
それはポルシェ!アメ車じゃないよ(笑)あの走りを取りたいがための作品にすら感じる見事な走りっぷりでした。
さらに空港でのラストクラッシュシーン。こちらはお見事です。一発撮りでしょうね。CGには見えなかったですし。



キャストに関しては。
レギュラーメンバーはいつもどおり。

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キムはますますがっちりしてきて、もう父の助けが要らない日も遠くないかも。

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ウィティカーは「ラストキング・オブ・スコットランド」から悪役が多いので久々に彼らしい役が来て嬉しいところでした。もっとちゃんと話すキャラだったらもっともっと良かったんですけど。

そのウィティカー演じる刑事の部下にはテレビドラマ「ナンバーズ」シリーズに出てたディラン・ブルーノが。懐かしい。楊枝を加えてたほうです。刑事役とかやらせると似合うので今後もどこかでちょいちょい見たいな。



アクションシーンではリーアムパパ無双と脱出イーリュージョン(?)を楽しみ。ストーリーとキャラクターでは突っ込みどころに突っ込みを入れたりしてれば楽しい映画です。


続編の行くへですが。
まだ、子煩悩全開無双パパで活躍しそう。
いや、次回作なら孫煩悩全開無双パパ誕生か。孫にも甘そうだな、リーアム爺ちゃん(笑)

問題なのは製作サイドですね。
今のところ、この作品で完結と、本国でも発表されてる様子。
ただ、リーアム・ニーソンはやる気みたいなのでもしかすると続編の可能性はあるかも。
残念なのは、ファムケ・ヤンセン演じる奥さんがここで終わり。
二人の微妙な関係のロマンスも見所だったので残念。

そして、この作品でも言いたいんですけど。
サムどうなったの?!
一応、警官が駆けつけたときは脈があるって状況でしけど、リーアムパパがみたときは腕がだらーんとなってて・・・
気絶しただけなのか。ラストもそこは描いてないし。せっかくいいキャラでこの後もシリーズが続くなら期待したいキャラなのに。

ここだけがもやもやでした。
定番の桟橋のシーンで締めてましけど、あそこだけ気になる終わりでモヤモヤしてます・・・


総評:★★★☆☆+
映像 (4) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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