DVDで鑑賞。
劇場公開時にFM802の特集コーナーを聞いて興味を持ってた作品。
ただ。
伝記映画。
私の苦手ジャンルが近年は増えて困り者。良作も増えてるので嬉しいところではありますが。
まったく知らない人なので、どういう人か興味もありましたが、映画館が遠かったので億劫になりDVD化を待ちました。
ただ。
伝記映画。
私の苦手ジャンルが近年は増えて困り者。良作も増えてるので嬉しいところではありますが。
まったく知らない人なので、どういう人か興味もありましたが、映画館が遠かったので億劫になりDVD化を待ちました。
【あらすじ・解説】1980年代当時無認可だったHIV代替治療薬を密輸販売し、アメリカのHIV患者が特効薬を手にできるよう奔走した実在のカウボーイの半生を映画化した人間ドラマ。HIV陽性と診断されたカウボーイを『マジック・マイク』などのマシュー・マコノヒーが演じ、21キロも減量しエイズ患者という難役に挑んだ。『チャプター27』などのジャレッド・レトー、『JUNO/ジュノ』などのジェニファー・ガーナーが共演。監督を『ヴィクトリア女王 世紀の愛』のジャン=マルク・ヴァレが務める。[Yahoo 映画]
男の生き様が凄い! |
そして
俳優が負けずに凄い! |
です。
最初は主人公のロンはろくでもない男。
保守的で差別者の多いという私のイメージどおりのカウボーイです。
当時はちゃんとした情報が伝わってなかったのでいたし方ない部分もあるのでしょうが。エイズ患者=同性愛者のイメージが強くゲイの病気だと馬鹿にした部分もあり。自分がエイズになったと言われても、「俺はゲイじゃないからエイズじゃない」と、真剣には捕らえず。しかし、このとき余命30日。
そうそう。こういう余命ものもありまり見たくない映画の一つ。
映画の終わりが解りますから。その過程を、という方もいらっしゃりますし、あっても言いとは思いますけど。私はそこには興味が沸くことはめったになく。残りの余命を精一杯生きる!とうのは素晴らしいんですけどね。映画としては見る気が起きないんです。
映画の終わりが解りますから。その過程を、という方もいらっしゃりますし、あっても言いとは思いますけど。私はそこには興味が沸くことはめったになく。残りの余命を精一杯生きる!とうのは素晴らしいんですけどね。映画としては見る気が起きないんです。
しかし。
この男、ロンは精一杯生きる!で収まる根性の持ち主ではなく。
なんと。もっと生きてやる!と医者の余命宣告なんてクソくらえ!とタフに生き抜こうとします。ここが凄い。
この男、ロンは精一杯生きる!で収まる根性の持ち主ではなく。
なんと。もっと生きてやる!と医者の余命宣告なんてクソくらえ!とタフに生き抜こうとします。ここが凄い。
しかし、難病。
医者もまだどうやって治癒するか手探りの状態。
しかも薬は認証待ちやらで入手できないものばかり。医者に渡されるのは調べると怪しげなデータが出る始末。
ここからも凄い。
医者もまだどうやって治癒するか手探りの状態。
しかも薬は認証待ちやらで入手できないものばかり。医者に渡されるのは調べると怪しげなデータが出る始末。
ここからも凄い。
独学で勉強して海外を渡り歩き、不認可の薬を手に入れる!
この行動力と勉強力が凄まじい。
当事は携帯がでかっ?!と驚くサイズの時代。まだネット環境などは無く。今でこそ検索すればパソコンやスマホでパッとグーグル先生が教えてくれます。
しかし、ロンは生きるために何冊もの本を読み、過去の新聞などを読み漁り薬の効果、副作用などをチェックして独学でエイズに向き合います。この行動力が彼が生き延びた力の源なのかも。あと、頭がいい人だったのかな。いい大学に行くとかの頭がいいではなく、回転が速いタイプ。電気技師だったりしたので学ぶと吸収が早いタイプだったのかな、と勉強が苦手でこういうのに頑張れる気配がない私は壁を作ってみてました・・・
当事は携帯がでかっ?!と驚くサイズの時代。まだネット環境などは無く。今でこそ検索すればパソコンやスマホでパッとグーグル先生が教えてくれます。
しかし、ロンは生きるために何冊もの本を読み、過去の新聞などを読み漁り薬の効果、副作用などをチェックして独学でエイズに向き合います。この行動力が彼が生き延びた力の源なのかも。あと、頭がいい人だったのかな。いい大学に行くとかの頭がいいではなく、回転が速いタイプ。電気技師だったりしたので学ぶと吸収が早いタイプだったのかな、と勉強が苦手でこういうのに頑張れる気配がない私は壁を作ってみてました・・・
そんな彼に次第に人も集まります。患者は彼だけではなく、何人もの人が生き延びれるのなら、と。
病院側がひた隠す怪しい副作用がある薬よりもいいじゃない、もっと広がれ~と思うのですが。
なんと、国からストップが。不認可の薬を持ち込むのは禁止されてるから。たしかに、薬って体にいいものもあれば、下手すると麻薬みたいなことにもなるのでホイホイ持ち込まれてはいけないもの。ただ、このときの国って薬品会社から何かあったんじゃないの?と疑いたくなるのも確か。
病院側がひた隠す怪しい副作用がある薬よりもいいじゃない、もっと広がれ~と思うのですが。
なんと、国からストップが。不認可の薬を持ち込むのは禁止されてるから。たしかに、薬って体にいいものもあれば、下手すると麻薬みたいなことにもなるのでホイホイ持ち込まれてはいけないもの。ただ、このときの国って薬品会社から何かあったんじゃないの?と疑いたくなるのも確か。
ここからは既得権力との戦いの部分もあり痛快な部分も少しあり。ただ、アメリカ政府は大きかった。よく小さい政府を目指すとか言ってますけどでかいですわ、やっぱり。
この映画は、ロンという男のタフな部分、権力との対決という劇映画の面白みが多分にありそれだけでも面白い。
そして、もう一つ、ロンの見所が彼の心の変化。成長とかではないですね。
あれだけ毛嫌いしていた同性愛者と心を通わせたりします。恋愛とかでなく、同志として。
そして物語は結末を迎え。冒頭とは違うロデオに心打たれます。
そして、もう一つ、ロンの見所が彼の心の変化。成長とかではないですね。
あれだけ毛嫌いしていた同性愛者と心を通わせたりします。恋愛とかでなく、同志として。
そして物語は結末を迎え。冒頭とは違うロデオに心打たれます。
見事な男の生き様が描かれてます。
監督の手腕ももちろん、大きいのですが。
監督の手腕ももちろん、大きいのですが。
この映画はやはり、この二人を抜きには話せない。
まずは、マシュー・マコノヒー。
え、誰?って疑いたくなる変わり様。21キロ減量って。元から細身なのでそこから絞ってるので本当に細く、余命僅かも充分な説得力。ここまで細くなると気力もなくなりそうですけど、主人公ロンのタフガイな部分をしっかり演じきってるあたりがほんとに凄まじい。「インターステラー」のときは病気か?!と思いましたがこれを見ると役作りなんだな、とホッとしました。彼の役作りの減量成功がこの映画の成功を約束したものかもしれませんね。インパクトと説得力がありました。
そして、もう一人。
ジャレッド・レト。
ジャレッド・レト。
こちらは元の顔をよく知らず。出演作が見事に未見のものばかりでして。
劇中の印象は綺麗な同性愛者(実際はこの言葉だと御幣があるようで、ウィキではトランスジェンダーと表記も私がよく理解できていない言葉なのでこちらを)な印象。
記事にする前にキャストの顔を見たら、元がもっとイケメン(笑)
こちらはも役14キロ減量されてそうで。顔が確かにもともとシュッとした顔がほっそりした顔になっていて女性らしさが倍増してます。足も綺麗(笑)
劇中の印象は綺麗な同性愛者(実際はこの言葉だと御幣があるようで、ウィキではトランスジェンダーと表記も私がよく理解できていない言葉なのでこちらを)な印象。
記事にする前にキャストの顔を見たら、元がもっとイケメン(笑)
こちらはも役14キロ減量されてそうで。顔が確かにもともとシュッとした顔がほっそりした顔になっていて女性らしさが倍増してます。足も綺麗(笑)
この二人の減量が物語をもっと魅せる話にしたの確かだと思います。
減量だけでなく、演技力もあってこそですし。
減量だけでなく、演技力もあってこそですし。
キャスト、登場人物の魅力ありと伝記映画ながら魅力いっぱいの映画。
こんなときに私がよく使うのおススメ文は
こんなときに私がよく使うのおススメ文は
「伝記映画嫌いの私も好きな作品」です。
最後にくだらない余談を。
真面目な記事なので書こうか迷いましたが。
真面目な記事なので書こうか迷いましたが。
ロンがテキサスのタフガイ!って割りには色々なところにお金を隠してたのはちょっと「ふふふ」ってなりました。
宵越しの銭は持たない主義と江戸っ子ばりにお金は手元に置かねーよ、使い切るぜ、なタイプと思ってたので。
あと、男の「隠し場所は」国境問わず同じところですね。ベットの下とかカセットテープ入れの中とか(場合によっては本かな)など、隠し場所あるあるでくすくす笑い倍増でした。
宵越しの銭は持たない主義と江戸っ子ばりにお金は手元に置かねーよ、使い切るぜ、なタイプと思ってたので。
あと、男の「隠し場所は」国境問わず同じところですね。ベットの下とかカセットテープ入れの中とか(場合によっては本かな)など、隠し場所あるあるでくすくす笑い倍増でした。
総評:★★★★☆+
映像 (4) 構成力・展開 (5) 脚本(5) 役者 (5)
演出力 (5) キャラクター (5) オリジナリティ(5)
五段階評価です
映像 (4) 構成力・展開 (5) 脚本(5) 役者 (5)
演出力 (5) キャラクター (5) オリジナリティ(5)
五段階評価です