DVDで鑑賞。
見たのは去年。
当時はドラマ効果で出演の過去作も好調だった堺雅人さん。そして、映画では出演作が途絶えない山田さんが共演とキャストだけでも魅力の1本。タイトルの「侍」にもひきつけられて鑑賞。
当時はドラマ効果で出演の過去作も好調だった堺雅人さん。そして、映画では出演作が途絶えない山田さんが共演とキャストだけでも魅力の1本。タイトルの「侍」にもひきつけられて鑑賞。
【あらすじ・解説】劇団「THE SHAMPOO HAT」の赤堀雅秋が作・演出・主演を手掛けた戯曲を、彼自らの演出で映画化したヒューマンドラマ。ひき逃げ事件の犠牲になった妻の復讐(ふくしゅう)に燃える男と、その事件の犯人で刑務所から出てきた男の対峙(たいじ)を、重厚なタッチで紡ぎ出す。堺雅人が復讐(ふくしゅう)の機会をうかがいつつも、良心の呵責(かしゃく)にさいなまれる男を熱演。また、山田孝之が、粗暴と孤独を併せ持つひき逃げ犯を演じ切る。人間の残酷さと狂気、そこから生まれるかなしさを深くえぐった深遠なテーマも見逃せない。[Yahoo 映画]
痛快ではないです。
中身が無いわけではなく。面白くないわけではなく。
キャストも最初に書いた二人以外にも。綾野さんに、田口トモロヲさん、新井さんなど、昨今の邦画界には欠かせない俳優さんが多数出演。
まずは堺さん演じる復讐鬼、中村の狂気。
プリン大好きで糖尿病の気があり、妻からも口すっぱく止めるよう言われていて。けど、そんなプリンを止めようとしても大切な妻を交通事故で失い。犯人はひき逃げをし、後日捕まるも数年で出所。大切な人を奪われたのに、その代償としては短すぎると、所在を突き止めて脅迫文を送り殺害予告をする。
プリン大好きで糖尿病の気があり、妻からも口すっぱく止めるよう言われていて。けど、そんなプリンを止めようとしても大切な妻を交通事故で失い。犯人はひき逃げをし、後日捕まるも数年で出所。大切な人を奪われたのに、その代償としては短すぎると、所在を突き止めて脅迫文を送り殺害予告をする。
見た目も挙動もいつもと全然違う。
目線は常に斜め下。人と話すときは目もあわせず会話もどこかかみ合わない。髪は暑い時期は暑い時期の話なのですが。いつも汗でべったりした髪などが不審者感を倍増させてます。事件が起きれば、近所の人が、「あぁ、あの人なら」「以前から」と言われてもおかしくないレベル。
目線は常に斜め下。人と話すときは目もあわせず会話もどこかかみ合わない。髪は暑い時期は暑い時期の話なのですが。いつも汗でべったりした髪などが不審者感を倍増させてます。事件が起きれば、近所の人が、「あぁ、あの人なら」「以前から」と言われてもおかしくないレベル。
対する、山田さん演じる極悪人木島も凄みあり。
こちらは、堺さんのいつもと一味違うキャラとは違い「闇金ウシジマ君」でも見せて表情不変キャラ。
人身事故を起こしても顔色変えず、ジャンプの中身を気にしながらひき逃げします。相棒が自主して芋づる式で捕まるも数年で出所。その後に悔い改めるべくもなく。脅迫、強姦、殺人未遂などをします。
しかし、不思議と殺されかけたりしたにも関わらず、被害者は彼の周りに居続けるんです。
なんか魅力があるんでしょうか。
彼らが言うには何も変わらない日常から、木島の周りに居れば「非」日常が手に入る、とか。
そんなことあるいかい!と思うところですが。最近は暴力による統制かマインドコントロールで似たような犯罪者が居たのでありえる話なのかも。それに近いのかな~と思う部分もあり。あとは、ダメンズ好き心理みたいのもあるみたいですね。
こちらは、堺さんのいつもと一味違うキャラとは違い「闇金ウシジマ君」でも見せて表情不変キャラ。
人身事故を起こしても顔色変えず、ジャンプの中身を気にしながらひき逃げします。相棒が自主して芋づる式で捕まるも数年で出所。その後に悔い改めるべくもなく。脅迫、強姦、殺人未遂などをします。
しかし、不思議と殺されかけたりしたにも関わらず、被害者は彼の周りに居続けるんです。
なんか魅力があるんでしょうか。
彼らが言うには何も変わらない日常から、木島の周りに居れば「非」日常が手に入る、とか。
そんなことあるいかい!と思うところですが。最近は暴力による統制かマインドコントロールで似たような犯罪者が居たのでありえる話なのかも。それに近いのかな~と思う部分もあり。あとは、ダメンズ好き心理みたいのもあるみたいですね。
そんな二人がラストついに対面するところが見所。
ネタバレしながら書きますので見てない方は悪しからず。
ネタバレしながら書きますので見てない方は悪しからず。
終わり方に解る部分もありますが。
正直、好きじゃない(笑)
ブログ記事なので私の好き嫌いで評価星つけてますので3です。
2をつけるのは中身が無かったりすると付けてます。けどこれは中身がありますので3。
2をつけるのは中身が無かったりすると付けてます。けどこれは中身がありますので3。
現実世界にも木島みたいなのは居ます。
殺人を犯しても数年で出所みたいな判決を聞くと余計に。
殺人を犯しても数年で出所みたいな判決を聞くと余計に。
映画なのでそんな奴に鉄槌を!とどうしても非現実的な結果を求めてしまいます。
現実では復讐を思ってもなかなか実行できず、自分のなかで上手く処理するしかなく。復讐を押し殺し、心の傷を押さえ頑張って苦しんでもがいて、普通の生活へ踏み出すしかなく。
そんな過程を劇的に描いたのがこの話、とすれば解らんでもないんですけど。やっぱ、心の中で求めるの非現実的な結果なんですよね。そうなりそうな過程もあるだけに。
現実では復讐を思ってもなかなか実行できず、自分のなかで上手く処理するしかなく。復讐を押し殺し、心の傷を押さえ頑張って苦しんでもがいて、普通の生活へ踏み出すしかなく。
そんな過程を劇的に描いたのがこの話、とすれば解らんでもないんですけど。やっぱ、心の中で求めるの非現実的な結果なんですよね。そうなりそうな過程もあるだけに。
ただ、非現実的な結果になったとして、それが幸せかというと、妻が生き返るわけでもないし、刑務所という現実もあったりして、ハリウッド映画みたいにメキシコへ逃亡、なんても出来ませんし結局は現実的に厳しいのですが。それでも、理不尽な暴力で大切な人を奪われた怒りをぶつけて欲しいという気持ちが強いでんすよね。他人事だとしても、映画を見てると被害者遺族である主人公に感情移入しますし。
現実の怒りを映画で非現実を体験して中和したい人には物足りないかな。
けど、ドラマをじっくり見たい人には中身のある作品のなので満足できるかも。
けど、ドラマをじっくり見たい人には中身のある作品のなので満足できるかも。
同じ虚構劇なのに、舞台から映画って難しいですね。
舞台だとまた違った魅力があるからかな。
舞台だとまた違った魅力があるからかな。
総評:★★★☆☆
映像 (4) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (5)
演出力 (4) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です
映像 (4) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (5)
演出力 (4) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です