映画館で鑑賞。
去年、雑誌か、パンフレットで紹介されていた作品でタイトルとポスター写真の切り抜きだけでしたけど気になっていた作品。
公開決定から必ず映画館で見る!と思ってました。食べ物系、シェフ系の映画が大好きなので。
公開決定から必ず映画館で見る!と思ってました。食べ物系、シェフ系の映画が大好きなので。
【あらすじ・解説】『アイアンマン』シリーズなどの監督で俳優のジョン・ファヴローがメガホンを取り、究極のサンドイッチを売る旅をする元一流レストランのシェフを演じるドラマ。店を辞め、偶然キューバサンドイッチと出会ったシェフが、フードトラックでサンドイッチを売りながら人生を取り戻していくプロセスを映す。共演には、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソンといった豪華キャストが集結。人生と料理をテーマにした温かいストーリーに、爽快な感動を味わえる。[Yahoo 映画]
前菜はオープニングに画面を彩った多数の料理。
盛り付けと彩りは華麗かつ実力充分なキャスト。
そして、親子の物語というメインディッシュ。
最後に少しデザート。
これだけしっかりしたコースなのにデザートが力不足。終わりに味がボヤけてしまった。
盛り付けと彩りは華麗かつ実力充分なキャスト。
そして、親子の物語というメインディッシュ。
最後に少しデザート。
これだけしっかりしたコースなのにデザートが力不足。終わりに味がボヤけてしまった。
劇中にも出てきた料理ブログの感想みたいのでまとめてみました。
完璧なはずが、私のイメージ違いで少々味気ないものに。
完璧なはずが、私のイメージ違いで少々味気ないものに。
まず。
「フードトラック始めました」
このサブタイトルから、ココからが物語りのスタートと思ってました。
が、違います。ここはもう起承転結の転であり物語はエンディングに向かいます。
「フードトラック始めました」
このサブタイトルから、ココからが物語りのスタートと思ってました。
が、違います。ここはもう起承転結の転であり物語はエンディングに向かいます。
私のイメージは。
レストランの窮屈さから、フードトラックを始めて自分らしい料理を振舞うことで・・・という話と。劇中もそういった流れもあります。
ちゃんと粗筋を読んでから映画を見ればいいんですけど。たまにネタバレされてるような粗筋もあるので映画館で見る作品などは極力情報をシャットアウトして予告を見るくらいで映画館に足を運んでますので。
レストランの窮屈さから、フードトラックを始めて自分らしい料理を振舞うことで・・・という話と。劇中もそういった流れもあります。
ちゃんと粗筋を読んでから映画を見ればいいんですけど。たまにネタバレされてるような粗筋もあるので映画館で見る作品などは極力情報をシャットアウトして予告を見るくらいで映画館に足を運んでますので。
私の感想は最後がボヤけてしまい、と書きましたが。
映画自体は徹頭徹尾、テーマに沿ってます。
映画自体は徹頭徹尾、テーマに沿ってます。
主人公は料理人である前に息子を持つ父である。
重要な批評家が来るので開店準備、仕込みに余念が無いように描かれてますが。離婚して息子と合える時間が限られてるのでまず、そちらを優先して、仕込みなどを部下に任せて会いに行きます。
重要な批評家が来るので開店準備、仕込みに余念が無いように描かれてますが。離婚して息子と合える時間が限られてるのでまず、そちらを優先して、仕込みなどを部下に任せて会いに行きます。
ここ。
突然改心して父性に目覚める話ではなく。息子とどう接すればいいのか?子供を産むわけではない男親の難しいところ。ここを丁寧に描いてます。あくまでシェフはその父親の職業なだけ。そして、その「職業」を通して、子供との接し方を描いた話です。いうなれば、漫画家だろうがサラリーマンだろうが出来た話で、彩りなどで料理人というキャラクターになっただけでう。
そして、料理人としてどん底から這い上がるとき。子供との関係を見直して、交流して父親ってやつは。って物語で締めてます。私のイメージ違いなだけでちゃんといい話になってます。
突然改心して父性に目覚める話ではなく。息子とどう接すればいいのか?子供を産むわけではない男親の難しいところ。ここを丁寧に描いてます。あくまでシェフはその父親の職業なだけ。そして、その「職業」を通して、子供との接し方を描いた話です。いうなれば、漫画家だろうがサラリーマンだろうが出来た話で、彩りなどで料理人というキャラクターになっただけでう。
そして、料理人としてどん底から這い上がるとき。子供との関係を見直して、交流して父親ってやつは。って物語で締めてます。私のイメージ違いなだけでちゃんといい話になってます。
ただ。
それは頭でわかってても。もう少しエンディングの前に話が欲しかったかな。
それは頭でわかってても。もう少しエンディングの前に話が欲しかったかな。
ネタバレで書きますが。
あの話の持ち込みのあとにもう少し葛藤があったような。
あの話の持ち込みのあとにもう少し葛藤があったような。
成功してる今、憎きアイツの力を借りるのはどうか?そんな小さいことで悩んでせっかくの夢を・・・
けど、これを描くと蛇足にもなるんですよね。テーマはここじゃないし。
ならば。
せっかくのオープニングの料理。
シェフ渾身の作品が二度作られるのですが。これを誰かが食べてるシーンはなく。サンドイッチはみんな食べてくれてるんですけど。シェフ渾身の料理は食べるカットがないのが。最後の最後のパーティで食べてるシーンがもっとあればよかったかな。それくらい僅か、本当にあと僅か。あれば私は大満足な1本でした。
けど、これを描くと蛇足にもなるんですよね。テーマはここじゃないし。
ならば。
せっかくのオープニングの料理。
シェフ渾身の作品が二度作られるのですが。これを誰かが食べてるシーンはなく。サンドイッチはみんな食べてくれてるんですけど。シェフ渾身の料理は食べるカットがないのが。最後の最後のパーティで食べてるシーンがもっとあればよかったかな。それくらい僅か、本当にあと僅か。あれば私は大満足な1本でした。
たぶん、料理、シェフ映画好きの私だけの問題で。皆さんは満足できる1本だと思います。
見所の前に一つ。
料理評論家のブログも大きなテーマです。
彼の一言でその店の盛況に関わります。悪く書かれればその店は一気にピンチに。料理人からしたら必死に仕込み、工夫してるのにしたり顔で評論するだけで生活してやがって、という思い。見てるときは食べログとかも色々と問題になってるよな~と最初は他人事。けど、私もブログ書いてる、今、現在も・・・まー私のブログは世界の片隅なので興行の左右を握ってるわけでもないという気持ちで書いちゃってます。けども。見た映画に限ってる点。悪いなら悪いなりにここがこう悪いと書くなど心がけてるところもあり。お馬鹿な分も多々ありますが本人は真剣に書いてます。感想で一番いやなのは「つまらない」だけで終わる場合。何がつまらないの?どこがつまらないの?もなくつまらないだけだと本当に見たのか、見ようとしたのかが疑いたくなりますので。
やはり作り手に敬意を表して記事は作らなきゃな、と改めて思いました。
料理評論家のブログも大きなテーマです。
彼の一言でその店の盛況に関わります。悪く書かれればその店は一気にピンチに。料理人からしたら必死に仕込み、工夫してるのにしたり顔で評論するだけで生活してやがって、という思い。見てるときは食べログとかも色々と問題になってるよな~と最初は他人事。けど、私もブログ書いてる、今、現在も・・・まー私のブログは世界の片隅なので興行の左右を握ってるわけでもないという気持ちで書いちゃってます。けども。見た映画に限ってる点。悪いなら悪いなりにここがこう悪いと書くなど心がけてるところもあり。お馬鹿な分も多々ありますが本人は真剣に書いてます。感想で一番いやなのは「つまらない」だけで終わる場合。何がつまらないの?どこがつまらないの?もなくつまらないだけだと本当に見たのか、見ようとしたのかが疑いたくなりますので。
やはり作り手に敬意を表して記事は作らなきゃな、と改めて思いました。
このシーンはシェフの感想について描かれてましたけど、本心は映画監督の部分もあったんでしょうね。
思い当たるのは・・・「カウボーイ&エイリアン」・・・これはタイトルを挙げないほうがよかったかな^^;
映画監督も大変ですよね。スポンサーや製作指揮に大物がいると制約とかも多そうですし。
映画監督も大変ですよね。スポンサーや製作指揮に大物がいると制約とかも多そうですし。
では。
ファヴロー監督が自分の思い通りに描いたと思われるこの映画。
ヒット作があると次は自分の思い描いた作品が通ると言われてるのでそんなイメージで記事を書いてます。
ファヴロー監督が自分の思い通りに描いたと思われるこの映画。
ヒット作があると次は自分の思い描いた作品が通ると言われてるのでそんなイメージで記事を書いてます。
監督のやりたいようにやった見所は色々とあります。
まずは料理。
本当に上手そう!お肉とかお肉とかお肉とか。
あとはサンドイッチに挟んでるチーズ!
あとはサンドイッチに挟んでるチーズ!
料理に関してはもう一つ。ちゃんと食べてるカットがある。
食べっぷりはイマイチなんですけどね。最近の向こうのドラマや映画は食べるカットが少ないんです。
ビール瓶を持ってても呑むカットがないとか。レストランのシーンでもフォークはもってますけど料理を口に運ばない。料理をこねてこねて終わりとか。NGとかあると何度も食べないといけなくなり、体重管理とかが難しいので食べないのかな?とは思いますけども。やっぱ、食事シーンなのに口をつけずに終わるってなんか消化不良なんですよね。今回はちゃんと食べてるシーンがあってホッとしました。
食べっぷりはイマイチなんですけどね。最近の向こうのドラマや映画は食べるカットが少ないんです。
ビール瓶を持ってても呑むカットがないとか。レストランのシーンでもフォークはもってますけど料理を口に運ばない。料理をこねてこねて終わりとか。NGとかあると何度も食べないといけなくなり、体重管理とかが難しいので食べないのかな?とは思いますけども。やっぱ、食事シーンなのに口をつけずに終わるってなんか消化不良なんですよね。今回はちゃんと食べてるシーンがあってホッとしました。
それだけにラストは・・・しつこい私(笑)
あとはUSA横断の旅。
アメリカって西海岸と東海岸で街並が違いますが他の州もそれぞれの街並とかあり。行ったことないのでよくは解らず。漫画「もやしもん」からの知識ですが。その州ごとの街の雰囲気もあってU・S・A!、U・S・A!な感じもあり。
あとは~
キャスト!
卑怯なくらいの豪華さ(笑)
キャスト!
卑怯なくらいの豪華さ(笑)
レストランのオーナーにダスティン・ホフマン。融通の利かないオーナー!一喝するシーンは大迫力。
主人公の別れた奥さんの前の旦那には、ダウにーJr。話がかみ合わない一癖も二癖もある社長!あ、また社長でクスりと(笑)潔癖症なのと、話をしてるうちには私は何の話をしてたんだろ~と催眠術みたいな会話術で相手を惑わせます。
主人公の別れた奥さんの前の旦那には、ダウにーJr。話がかみ合わない一癖も二癖もある社長!あ、また社長でクスりと(笑)潔癖症なのと、話をしてるうちには私は何の話をしてたんだろ~と催眠術みたいな会話術で相手を惑わせます。
監督の人脈がいかんなく発揮。
もう一人はジョン・レグイザモ。
シェフの部下役で最後までノリのいい兄ちゃん役を好演。悪役顔だけど最近はラテン系の面倒見のいいあんちゃんがはまってます。ちょっと前は悪人役も多かったので今回もいつ裏切るのか、いつ裏切るのか?!と思ってましたけどそういうの無かったです。いいあんちゃんぶりを楽しんでください。
そしてそして。
男の夢みたいな生活を送ってるのが主人公のカール!
元嫁がソフィア・ベルガラ。今の彼女がスカヨハ(笑)
これ、絶対監督の夢でしょ(笑)
左見ても美人でスタイル抜群、右を見てもススタイル抜群の美人!
しかも。スカヨハ演じるウェイター役がもっと絡んでややっこしくなるのか、と思いきや一歩引いて見守る系のいい女。
こんなウェイターさんがいたら、彼女目当ての常連さん多そう(笑)
こんなウェイターさんがいたら、彼女目当ての常連さん多そう(笑)
ベルガラ演じる奥さんにいたっては会社を経営する才女でありながらまだ主人公を思ってる部分があり、今はよき友な関係。息子との関係に悩む主人公に手を貸すし。一途に思ってくれるいい女、男からしたら嬉しい悲鳴状態ですよ、ほんと。
おいシェフあんた。
料理人失格でも人生の成功者だよ・・・そんな突っ込みを入れたくなる映画でした(笑)
料理人失格でも人生の成功者だよ・・・そんな突っ込みを入れたくなる映画でした(笑)
料理を堪能しつつ、親子の絆物語でホロり。いい映画です。
星4なのは、私のイメージ違いでどうしても最後の最後が物足りなかったゆえ。
足りないとかじゃなくて、もっと、もっとこの映画を見てたかったという前向きな物足りなさでもありました。
おススメです^^
星4なのは、私のイメージ違いでどうしても最後の最後が物足りなかったゆえ。
足りないとかじゃなくて、もっと、もっとこの映画を見てたかったという前向きな物足りなさでもありました。
おススメです^^
総評:★★★★☆+
映像 (5) 構成力・展開 (4) 脚本(5) 役者 (5)
演出力 (5) キャラクター (5) オリジナリティ(5)
五段階評価です
映像 (5) 構成力・展開 (4) 脚本(5) 役者 (5)
演出力 (5) キャラクター (5) オリジナリティ(5)
五段階評価です