Quantcast
Channel: 映画を観る日々
Viewing all articles
Browse latest Browse all 797

手紙 【生野 慈朗監督】

$
0
0

イメージ 1

DVDで鑑賞。


昔の鑑賞引き出しから。
見たのは8年前かな。仕事で見ました。こういう感動押し系の映画は避けるので。
なので、鑑賞モチベーションは低くかったです。



【あらすじ・解説】東野圭吾のロングセラー小説を映画化した社会派人間ドラマ。殺人という大罪を犯した兄のせいで、人生を狂わされる弟の受難の日々を追う。『電車男』の山田孝之が不運な弟にふんし繊細(せんさい)な演技をみせる。坊主頭で服役囚の兄役に挑んだ『逆境ナイン』玉山鉄二や、健気なヒロイン役の『シュガー&スパイス 風味絶佳』の沢尻エリカらの演技も素晴らしい。重いテーマでありながらも、随所に笑いを盛り込んだ見事な演出が光る。[Yahoo 映画]



当時は、なぜか山田さんが好きでなくて。そこも鑑賞モチベーションの低かった理由です。
なんか純な役ばっかりで、もっと剥き出せよ!と思ってたら最近は剥き出しのまんまになってお気に入りの俳優さんです(笑)

当時はまだ猫かぶってたのかな。


最初に書いたとおり、だいぶ前に見ましたので間違ってましたらすいません。


強盗事件で殺人を犯してしまった兄をもつ主人公の苦悩を描いてるんですけども。
強盗は強盗。殺人は殺人。ある程度は、非難されるのも致し方なし。
しかし。
非難の仕方が陰湿だったりして、そっち方面ばかりで加害者の家族なのに被害者面ばっかりでちょっと違うような。
まー、本当にこんな陰湿な嫌がらせさせられたら嫌ですからね、解らなくもないですけど。

あと、判決が偏ってるような。
まー裁判なんてどう転ぶか解りませんから。お金もない兄弟だったので裁判でいいようにされちゃったのかな?で納得できる部分もありますが。刑が重くない?という印象。


あと、主人公がお笑いを目指す、これは、展開としては面白いんですけど。
原作ではバンドだそうです。

これ、なんで変えちゃったんですかね。
漫才を否定してるわけではなく。劇中で展開される漫才が面白くない・・・やっぱり難しいですよね、漫才って。
バンドは最悪、エアー演奏、口パクで誤魔化そうと思えば誤魔化せますけど。漫才はネタもしりかりですが、演者が「間」をとり、タイミングを見計らって突っ込みを入れなければいけず。もちろん、スタントは出来ませんし、口パクもできません。役者がしなければいけないんですけど、山田さんと尾上さんのコンビはお世辞にも面白い「漫才」とは言えず。劇中で人気コンビになるんですけど、観てるとなんで受けるの?と頭をかしげる展開に。

素直にバンドでも良かったと思うんですけどね。


全編否定的な印象なんですけど。


ラストシーンが全部ひっくり返します。
玉鉄こと玉山鉄二さんの無言の演技に心打たれます。

これは涙腺に来ると思います。相変わらず私はいつも通りでしたけど。


ただ、重いテーマを感動ものに昇華したとは思えず濁したほうの印象が強く。原作はまた別なのかな?東野さん原作はいつかどれか読んでみたいと思うのですが原作は一つも読んだことなく。


題材のいい映画なのでもっと良くなったのに、が強かった映画でした。
ヤフー映画で星5評価が多いのに驚きました。やっぱり世間との感覚が違う・・・



総評:★★★☆☆
映像 (3) 構成力・展開 (3) 脚本(2) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

よろしければ、応援ボタンをクリックお願いします
↓(ブログ村ランキングポイントにご協力をお願いします<(_ _)>)
http://movie.blogmura.com/img/movie88_31.gif
にほんブログ村 映画ブログへ(クリックの際はこちらの文字からお願いします)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 797