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紙の月 【吉田 大八監督】

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DVDで鑑賞。


去年の話題作で見ようか見まいか悩みましたが劇場鑑賞はスルー。
横領した女が主人公ということで気持ちのいい話にはならないだろうということで。映画館で胸糞わるくなって出てくるのも嫌ですからね~



【あらすじ・解説】銀行勤めの平凡な主婦が引き起こした大金横領事件のてん末を描いた、『八日目の蝉』の原作などで知られる直木賞作家・角田光代の長編小説を映画化。まっとうな人生を歩んでいた主婦が若い男性との出会いをきっかけに運命を狂わせ、矛盾と葛藤を抱えながら犯罪に手を染めていく。監督は、『桐島、部活やめるってよ』などの吉田大八。年下の恋人との快楽におぼれ転落していくヒロインの心の闇を、宮沢りえが体現する。[Yahoo 映画]



映画としては良作ですけど、話というか主人公の梨花の生き方が嫌い(笑)
それを否定して、映画を楽しんでますか?ってレビューがヤフー映画の役立ち度順で1位の方が書かれてましたが。
嫌いなものは嫌いなので仕方ないですよね。


見所は多々あり。
それこそ演出や、展開も何かを渇望していた主婦が解き放たれる映画として見れば楽しめる部分もあるかも。

一番の見所はやっぱり、宮沢りえさんの演技。
綺麗な人というオーラを消して大人しい行員で、行内での評判は堅実女性。
家庭でも夫との関係は良好とは言えないけど、順風。
しかし。
目の前を通り過ぎるお金と束縛されない世界への渇望から、道を踏み外し堕ちていく姿。そして若い男との情事。
色っぽさも増してますよね~


けど、濡れ場を演じればいいって状況もどうだかな~って気持ちもあり。宮沢さんの濡れ場は大歓迎なんですけど、濡れ場あって女優はなんぼ、みたいな現状がどうもね~と。


まあ、最終的に最初に書いた梨花が嫌いってので話が尽きちゃうのですが。


どっちかというと、小林聡美さん演じるお局さんのほうが共感しちゃいましたし。
ラストシーンで踏みとどまるのも“そりゃー付いていく分けないわな~”ですよ。


それにしても。
世の女性に聞きたいのは。
家庭はほぼ円満。
夫は満点じゃないけど、仕事も順調、プレゼントも出きる男。ちょいと仕事が忙しいのが玉に瑕?
職場も良好!とは言えないけど、愚痴れる相手もいるし、やりがいのある仕事もある。

けど、まだ不満なんですかね。

まあ梨花は不満どうのこうので行動したわけじゃないですけど、去年のは「昼顔」とかのブームで巷の話を聞いてると。結婚ってなんだろう?と考えて。まあ、結婚できる気配ゼロなので無用の心配ですし。周りでやってる人はそう聞かない・・・これは私がそういうのに疎いだけか。


ストーリーを楽しむ映画としては共感しづらく。
犯罪者の女の堕ちっぷりを楽しむ映画、だと思います。けど、ラストがさばさばしちゃった表情してるので堕ちたのか解放されたのか、だと解放されたーって映画なのでそこも楽しめないかも。
私は合わなかったので星2です。



総評:★★☆☆☆
映像 (4) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (4)
演出力 (4) キャラクター (1) オリジナリティ(4)
五段階評価です

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