ＨＥＲＯ（２０１５年）　【鈴木 雅之監督】

ＤＶＤで鑑賞。

シリーズは旧シリーズ、スペシャル、映画鑑賞しております。
キムタクにあこがれてダウンジャケットも買いましたさ（笑）

そして、新シリーズも全話鑑賞済み。
ヒロインが松さんから北川さんに変ったりしてちょい物足りないなーと思いながら見てましたが。

前の映画もそうでしたが、映画として見るとそこまで満足度なく。シリーズのスペシャルとして見ると満足なんですけどね。
今回のも、大使館という大きな裁判の壁をテーマにしてますが、そこまで踏み込んでるのか？と思いＤＶＤ化待ちしました。

うーん、読みどおりの内容でした。
シリーズファンとして面白いですけど、映画館で見るにはちょい料金高いかな～な規模。

事件としては大きいですけど、「ＨＥＲＯ」のテーマとして事件の大きい小さいではなく、その事件に関わった人の真実を見極め起訴するか、どういう求刑をするかが描かれてきましたので、ここで大きな事件が起きても「ＨＥＲＯ」らしくなくなってしまいますので。

今回は基本は、交通事故で亡くなった女性がなぜ、あそこで死んでしまったのか、から始まってます。
それを紐解いていくと大使館の関係者が関わっていて・・・という話。

予告で流れていた久利生が命を狙われるシーンはありましたが。
まあ、死んだりすることは無いだろうと。だってキムタクのキャラですもん（笑）
タイトルが“ＨＥＲＯ”で彼が死ぬわけ無いわな、と思ってみちゃいますよ。ただ、ダンプのシーンは合成にしてもあの吹っ飛び具合は替え玉なしですかね。だと、キムタクも体張ってる！なんですけども。実際はどうなんですかね。

ここまでだとやっぱり映画化よりもテレビスペシャルでいいんでない?という中身ですが。
元々テレビシリーズのキャスティングが半分以上が主役を張れる売れっ子さんばかり。
この規模を集めようとするとなると映画化が一番お金を集めやすく作りやすいからなんでしょうね。
このテレビシリーズに加えて、松さんの復帰でより、お金を集める必要があったわけで。
やっぱり、久利生と雨宮のコンビが一番しっくりきます。北川さん演じる麻木もいいですけど、年齢差とかがなんか違う。叔父さんと姪くらいの関係になっちゃってまして。テレビシリーズのときはそれほど違和感なかったんですけど、雨宮が出てこの映画ではやっぱりこっちに。で、さっさとくっつけちゃえばいいのに「踊る大捜査線」といい微妙な距離で結局くっつかないのはフジテレビさん、なんでよ（笑）もうくっつけちゃってほしいんですけども。

あと、欲を言えば、映画化なら阿部さんとかも呼んでほしかったですけど、それをやったらスケジュールとかが地獄なんでしょう（笑）それでもやっぱり旧シリーズも剃ろうと戦隊もの全員集合みたいな熱さがあって盛り上がったかもとつい思っちゃいます。

キャストで地味に嬉しかったのは。
大倉さんがエンドクレジットでなかなかの位置に。今回も泣き芸で見せてくれてましたし、好きな俳優さんなのでこれだけ売れっ子が揃ってる中、あの位置だったのでなんか嬉しかったです。

「ＨＥＲＯ」のシリーズとしてブレてなく、シリーズ好きとしては満足してる部分と。
“映画”と銘打ってるのに物足りない部分がどうしてもあってしまって星３です。
レンタルとかで見るとちょうどいいとは思います。

総評：★★★☆☆
映像 （3）　構成力・展開 （3）　脚本（3） 役者 （4）
演出力 （4）　キャラクター （3）　オリジナリティ（4）
五段階評価です

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