１０人の泥棒たち　【チャ・ドンフン監督】

ＤＶＤで鑑賞。

ツタヤだけのレンタル商品を借りてきました。
予告動画を流してるので、吹替えがやけに知ってる人が多かったので吹替えで見やすそうだったのでチョイスしました。けど思い出して知ってるの山ちゃんだけ。
展開は「オーシャンズ１１」的なものらしいですけど、韓国の役者さんは知ってる人は少ないので、あの作品のような豪華さは伝わらず。クライムアクションで楽しめるかな～くらいの期待度でした。

豪華で､アクションシーンも多めで良かったです。
バイオレンス部分は韓国映画、アジアのほうが規制が少ない分、血しぶきなどもあって迫力充分です。

ただ、話がくどい（笑）

原因はネタバレにもなるので悪ですが。

韓国の窃盗グループと中国の窃盗グループが因縁のあるマカオ・パクのもと集まり、カジノにある大物ダイヤを盗もうってお話です。
が！
この三つ巴のグループが仲悪いこと仲悪いこと。特にマカオ・パクが両グループと因縁があって、過去に裏切った裏切らないがあって、今回の仕事もいつ裏切られるのか？いつ裏切ったろうか？と互いにけん制して勘ぐってます。これが長い（笑）

饒舌に関係性を描いて増すので、てっきりカジノ襲撃で何か起きて終わるもんだと思ったら、あんだけ準備した割には一か八かの大博打仕事で一味はぼろぼろに。なんつーラスト、「明日に向かって撃て」的な終わりと思いきや。実はここからが本番。
なんと、カジノ襲撃はまだ中盤だったのです。

ここから互いの過去の仕事の裏側が見えてきたり、マカオ・パクの本当の狙いが見えてきて俄然、話は盛り上がります。前半がアクロバティックなアクションのみが、ここからはギャングも絡んできますのでバイオレンス部分も増えます。監督が「チャイサー」の人なのでそういう演出は上手いです。ただ私は「チャイサー」を見たこと無いんですけど。

ただ、この辺りになると私の集中力が切れてていまいち頭に入ってこず。
あぁ、実はこの人の狙いはこれで、裏切ってたのは実は、など、人物関係は頭にまで届くのですが理解しようとする気が失せ、ぼーっとアクションシーンを楽しんで終わりました。時間は１３８分でそんなに長くもなく、カジノ襲撃以降は展開もテンポアップしますので後半こそ、この映画の魅力です。
その割には前半の１０人の泥棒たちの各キャラクターに時間を割いて、後半にその半分は登場しないという効率の悪い展開に感じました。

６人の泥棒ぐらいのほうが展開もしやすく、無駄なキャラがなくて見やすかったかも。

ただ、おばちゃん泥棒の話とか結構熱くて好きなんですけどね。
え？！まさか、このキャラがこの展開？！とかもあって。

アクションよし、二転三転する話も面白く、キャラも濃く、娯楽作として面白いです。
ただ、カジノ襲撃がメインとして見てるとそこからまた続くの？と長さに辟易するのでお気をつけて。

総評：★★★☆☆＋
映像 （4）　構成力・展開 （2）　脚本（3） 役者 （4）
演出力 （4）　キャラクター （4）　オリジナリティ（4）
五段階評価です

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