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Channel: 映画を観る日々
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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金

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DVDで鑑賞。


売り場を見ていて、マイケル・ベイ「監督」?!製作でなくて?
主演がマーク・ウォルバーグに共演にはドウェイン・ジョンソン??
なのに日本劇場公開スルーのアクション映画??
タイトルを見ると、「ハングオーバー」からの流行副題がついてますけど棚位置はアクション括り。
監督の作品好きなのでこりゃー見ておかないと、とレンタルしてきました。


【あらすじ・解説】『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイ監督×『テッド』のマーク・ウォールバーグ主演! マイアミのジムで働くダニエルは、筋トレだけが生き甲斐のしがないトレーナー。いつか成功して大金を掴む夢を捨てられない彼は、ジムの常連客で裕福なビジネスマンを誘拐しようと計画する。同僚のエイドリアン、さらに前科持ちのポールの協力を得て、史上最低のやり方で全財産を客から強奪してしまう。だが、秘密捜査官の登場によって3人はピンチに追い込まれ…。劇場公開スルーされてたのでヤフー映画に情報がなかったのでアマゾンから拝借。[amazon]


ふっふふ、お給料も入ったし、分厚いステーキが食べたいな~
そうだ、前も食べて満足だったあそこ、と「ダイナー マイケル・ベイ」へ。
へー、今日はなかなか濃いステーキが食べれそうだ~と思ってましたらまさかの鶏肉出てきたー。期待外れというか看板に偽りありなんだけど黒胡椒のスパイスが効いて美味しいかったり。けど違うよ、分厚い肉をひたすら口の放り込みたいだけなのに!

と、なんでこんな料理を出したのかシェフに文句を言いたいけど食べてみると結構上手くて困った映画です(笑)

なーんで、これを作っちゃったんでしょうね。アマゾンの特典紹介には楽しそうに撮影してるマイケル・ベイということで監督はやりたいことをやったたで良かったみたいですけど・・・

ブラッカイマー節からコーエン兄弟へ乗り換えたかったのかな?
ってのが感想。
兄弟の得意の誘拐ドタバタ劇を踏襲してる感じ。とは言っても、誘拐コメディがコーエン兄弟の専売特許のわけではないのであくまでも似てる、ってだけですけど。どっちかって言うとどんよりした雲が似合うコーエン兄弟の作品に比べて、ベイ監督の作品なのでマイアミの照りつける太陽に下で馬鹿が馬鹿なとんでもないことをしたと監督の色はちゃーんと出てました。

キャストではブシェミ出てるしで。あ、けどブシェミは「アルマゲドン」に出てたのでベイ監督っと繋がありましたね。残念ながらめっちゃちょい役でしたが。トニー・シャルーブは「名探偵MONK」のイメージが最近は強くなってましたけど今回は成金の嫌なやつを見事に。
主演の3人がボディービルダーの役なので全員マッチョ化。いつもマッチョなウィルバーグがさらにマッチョに。
「キャプテンアメリカ2」で謎のマッチョ化してたアンソニー・マッキーはこの映画の後遺症でしょうか。もうちょっと細いイメージだったんですけけど。ジョンソンは元々マッチョなのでいつもどおりでしたけど。そういえば、ジョンソンがここに出てるということは「トランスフォーマー」の新作にも出てるのか?と不安になりましたけど、ジョンソンはこちらだけ。ウォルバーグのみでした。ザ・ロック様は人気ありすぎて脇役のはずがいつのまにレギュラー、そして主演という主演キラーですから。ウォルバーグだといつ獲られるか不安ありましたので(笑)

映画の話に戻りまして。
ウィキを見ますと1990年代にアメリカで本当に起きた事件を元に描かれてるそうです。
いやーとんでもない事件なんですけど、それを馬鹿っぽくして見やすくしてるのはさすがのベイ監督。
途中で拉致監禁、暴行の上シーンもあり、後半は殺人シーンから解体シーンまで。狙われた人間がそんなに人柄がいい面々では無かったのと、3人の間抜けな行動がちょいと笑いを誘うシーンもあったりします。
けど、よくよく考えるととんでもない行動ですし、何回か逃げ延びて、奪った金で豪遊したりしてるから恐ろしい。

よく出来た作品でちゃんとラストまで中身のある作品だったりします。
人生の折り返し地点の30代になると人生の先が見えてくるわけで。そこに満足してる人もいれば、満足せず頑張る人、達観する人も居ます。主人公は間違った方向に頑張ってというか突き進んでしまったなれの果てでした。リーマンショック前だったのでちょっとした事でで裕福になったりする人も居ましたので、俺もやってやるみたいのがあったのかな。時代のせいではんくやった本人が悪いわけは変わらず。そんな時代の影響も描いてたのかな?なんて一生懸命映画のいいところを探すとあるのかも(笑)


けど、コレじゃない感は見てる途中も見終わった後も続きますね(笑)
ツ○ヤもアマゾンも、扱いに困ってこれアクション括りにしてますけどアクションシーンはほぼないですから。バイオレンスはふんだんにありますけどこれをアクションの括りにするのはどうかな。ただ、サスペンスってほど緊迫感もないし、笑ってみてらるほどお気楽な内容でもなく。あ、やっぱりアクションが無難か。けど監督とキャストを見ると派手なドンパチ、爆破を期待させるから、やっぱコメディで括るほうがしっくり来るかな。メーカーもサブタイトルをつけて濁してますしね。ならジャケットももうちょっとコメディよりにしてくれれば良かったのに、ポーズ決めてたりするからこれから銀行強盗でもするお話?とかに見えてきますしね。


中身はブラックコメディです。アクション映画を期待すると肩透かしを100%を保障します。
それさえ無ければ見られる映画だとは思います。


総評:★★★☆☆+
映像 (4) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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