ハード･ラッシュ　【バルタザール・コルマウクル監督】

ＤＶＤで鑑賞。

最近は海外テレビドラマとなにか見やすいアクション映画をセットで借りることが多いんですけど。見やすそうなアクション映画っぽいのでこれを借りてきました。「ペイン＆ゲイン」も面白かったといえば面白かったので最近のマーク･ウィルバーグは大はずれは無いかなと。

キャストは好きな面々。そして全然地味でない面々。
上にも書いたとおりいじってはいますけど、好きですよ、ウォルバーグ。どれぐらい好きかと言いますと彼の出演作を１８作品も見てました。１８も？！ウィキで調べて自分でも驚き（笑）見ちゃ文句言ってることも多いですけど（笑）期待してるのでついつい見ちゃうんですよね。新作「トランスフォーマー」も期待してます。
なのに、今回は運び屋。いや、「トランスポーター」みたいにかっこいい役もありますけど今回のは税関逃れの運び屋なのでかっこいシーン無し。スリリングさはありましたけど。せっかくのマッチョ・ウォルバーグを起用したのにアクションシーンが少しだけって。狙いは「オーシャンズ」的な雰囲気だったのかな。それは成功せず地味なのだけ残りました・・・

共演には奥さん役にケイト・ベッキンセイル。
以前は美しすぎるアクション女優だったのが気づけばザ・奥さん女優とばかりに配役が主人子の奥さん役ばっかり。確かに綺麗でこんな奥さんいたらいいな、とは思います。が、最近ちょっと多いな。しかも、今回は一般人なので地味。義弟に狙われる人妻感色気はふんだんにありますけど、この方ならもっと活躍シーンほしかったかな（笑）

そして、ジョヴァンニ・リビシ！
テレビドラマ「フレンズ」のころからお気に入り。ちょっとぶっ飛んだ役をやらすとめっちゃはまる方。猟奇犯人から小心者までなんでもこざれなんですけど。今回はギャングのボス役。いや、これじゃない感が。チンピラっぽい役なので合ってるっちゃ合ってるんですけどこの人は一番上に立つタイプより使いぱっしりで暴れるタイプが似合うのに。言い方ひどいですけど、いつも見てるがゆえ。うーん、迫力不足（笑）なんか一発小突いたら弱気になっちゃいそうな雰囲気もあったので（笑）

悪くない配役で、あともうちょっとズレがなければナイスキャストだったのに微妙にずれちゃってる感じが３人ともありました。同じ役ばっかりでなくて他の役もしたほうがいいのでそれがはまる時もありますが今回は外れちゃいました。

あと、やっぱり運び屋設定が盛り上げの足かせかも。
世界一の運び屋設定もどうしてもイメージはドラッグとかを隠して運ぶ人のイメージ。良いものを運ぶイメージの訳が無く。劇中の冒頭もドラッグの運び屋の話でしたし。今回の運びのターゲットも偽札の密輸で迷惑なものを運ぶ人のイメージのまんま。盗まれた世界遺産とかを奪い返してとかならちょっとヒーロー要素も出てきますが今回の設定はダークヒーローとしてもイマイチ。
後半は家族のピンチもあってスリリングですけど、運び屋テクニックが結局、画面にあまり映らず、オチを見て「ふ～ん、なるほどね」しか残らず。ま、あまり描くと犯罪のもとになるからでしょうか。

レンタルでついで借りなので期待度は低く。見てて不満もありましたけど、そこそこ楽しめた作品です。
単品で借りると物足りないのでついで借りでおススメです。

総評：★★★☆☆
映像 （3）　構成力・展開 （3）　脚本（3） 役者 （3）
演出力 （3）　キャラクター （3）　オリジナリティ（3）
五段階評価です

よろしければ、応援ボタンをクリックお願いします
↓(ブログ村ランキングポイントにご協力をお願いします<(＿ ＿)>）
Image may be NSFW.
Clik here to view.
にほんブログ村 映画ブログへ(文字をクリック)