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人類資金 【阪本順治監督】

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DVDで鑑賞。


手っ取り早く記事に出来そうな最近、見た映画で今回はこれを。
劇場公開前にかなりの予告が流れてましたので興味はありましたが、いかんせん、監督の作風が肌が合わないので劇場鑑賞はスルー。DVD待ちにしてました。劇場公開時から評判は微妙でしたので余計に。


【あらすじ・解説】『亡国のイージス』『大鹿村騒動記』などの阪本順治が監督を務め、原作の福井晴敏と共に脚本も担当したサスペンス。いまだ、その存在が議論されている旧日本軍の秘密資金、M資金をめぐる陰謀と戦いに巻き込まれていく男の姿を活写する。佐藤浩市、香取慎吾、森山未來をはじめユ・ジテやヴィンセント・ギャロら、海外からのキャスト陣を含む豪華な顔ぶれが結集。彼らが見せる演技合戦はもちろん、壮大で緻密な展開のストーリーも見もの。[Yahoo 映画]



うん?言われるほど酷くないような。
けど、そこまで面白くもなく。


一番、痛かったのはかなり大きな組織、白い家のかたがたも絡む話の割には
緊迫感が無い
映画です。


秘密裏に動いてる割には公安には尻尾捕まれてますし、他の組織にも動きはチェックされてます。
しかも、一度回りを囲まれて確保されちゃうんですけど生き延びちゃうんですよね。あれ、助かっちゃうの?
別に死ねばOKって訳じゃないですけど、前半の重々しい雰囲気が後半は、なんとかなるよ、と楽観して見れちゃう当たりにこの映画、邦画の限界を感じました。

森山さんはアクションシーンも英語のシーンも奮闘。
彼と佐藤さんが引っ張ってくれてましたが・・・
観月さんにアクションシーンは・・・身長あるので見栄えはしますが動きが・・・スタント使いづらいのかな。

話自体は嫌いじゃないです。
ODAの限界があります。ほんとに必要な人にいきわたってるのか?なんて疑いは山ほどあります。
疑いでなく事実なんでしょうが。一部はちゃんと届いてるかもしれませんが、ほとんどがお偉いさんの懐なんでしょうね。

携帯電話がこれだけ普及してても、いまだに電話をしたことがない。
これは、ガツンと来ました。普及台数が何十億になってるのに、そういえば安いものではないですから。
中東の革命で、ネットが効果を発揮してるので持ってる人が増えてると思ってましたが世界はまだ広いんですね。
権力者側からすると携帯の普及は避けたいところかも。中東問題で実感したでしょうし、伝達のスピードが上がると封鎖とかが困難になりますからね。中国もウイグル自治区ではネット環境も一斉封鎖してるそうですし。あそこ関係のニュースが流れるといつも、ニュースとは違うなにかが起きてるもんだと見てます。

話それちゃいました。
ODAも現金だけでなくインフラ整備とかもしてますが、こういった携帯などの普及もあるともっと効果があるのかな、彼らのメッセージがより広がるのかな、なんて思いました。
作文みたいな記事になりましたが(笑)


映画自体は、規模が大きい割りには中身が薄く感じて、相変わらず阪本監督は私には合わないようです。
佐藤さんの演技で、シリアスな雰囲気は出してますがそれだけ。展開も演出も緊張感が続かなかったです。

あと、この監督の映像で古臭いフィルムに見えるんですけどなんですかね?
ザラついた映像は、懐かしさがありますが、今回は現代舞台劇であの映像は映画と思わざる得ず、現実味が薄れるんですけど。今なら、もっと質感のいいフィルムも、デジタル撮影もできそうなんですけど。
デジタルであれなんでしょうか?謎でした。



総評:★★★☆☆-
映像 (2) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (2) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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