映画館で鑑賞。
公開前からいまいち乗り気になれず。映画館で観ずにDVD待ちにしようと思ってましたが盆前に見よう!という気力が突然わいて立て続けに映画を見ようと思い映画館へ。理由はテレビの影響です(笑)
ジブリ作品が公開するとスタジオの日テレとNHKがドキュメンタリ流すのでついつい見ちゃうんですよね~
これの影響がでかいです。
ジブリ作品が公開するとスタジオの日テレとNHKがドキュメンタリ流すのでついつい見ちゃうんですよね~
これの影響がでかいです。
米林監督の前作、「借り暮らしのアリエッティ」(←私のレビュー記事です)に関しては、正直もう一つ足りないと思ってたので期待度は低いです。興味としては今後のジブリはどうなるんでしょ?が一番でした。
【あらすじ・解説】『借りぐらしのアリエッティ』などの米林宏昌が監督を務め、ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を映画化したファンタジーアニメ。北海道を舞台に、苦悩を抱えて生きる12歳の少女杏奈と彼女同様深い悲しみを心に宿すミステリアスな少女マーニーとの出会いを描写する。『ジョーカーゲーム』などの高月彩良と『リトル・マエストラ』などの有村架純が声優を担当。主人公たちの目線で捉えた物語に心打たれる。[Yahoo 映画]
劇中9割のアンナに |
イライラしてました(笑) |
後の1割で感動! |
まー、思春期の自分勝手さがアンナに出てまして。
育ての母親を信用できない、叔母夫婦にはなにも告げずにふーらふらと夜は浜辺の先に消え。
委員長はおせっかい焼きで、アンナからしたら煩わしい存在かも知れないですけど、そんなに悪い子でもなく。
己を省みて、同じだという面のイライラもあるんですけど。
鑑賞中のほとんどがアンナの思春期の暴走にイライラ(笑)
見てて私は何を見てるんだろと落ち込むほどアンナがダメでした。
育ての母親を信用できない、叔母夫婦にはなにも告げずにふーらふらと夜は浜辺の先に消え。
委員長はおせっかい焼きで、アンナからしたら煩わしい存在かも知れないですけど、そんなに悪い子でもなく。
己を省みて、同じだという面のイライラもあるんですけど。
鑑賞中のほとんどがアンナの思春期の暴走にイライラ(笑)
見てて私は何を見てるんだろと落ち込むほどアンナがダメでした。
このままじゃダメだと、脳内でいろんなことを考え出しましたら。
昨今、また増えてる女の子が家出して、よく解らない家で暴行を受けながら暮らすなんて事件がちょうど鑑賞したときに事件になってましたが、彼女もこんな感じだったんでしょうかね。家から逃げ出したい、秘密を共有することで大事な絆が出来てると。家を飛び出し見ず知らずの同年代の子とつるみ・・・そう考えると恐ろしい映画っちゃ映画でした。マーニーが、アレだったのでよかったですけど、あの別荘が実は人身売買の・・・変なドキュメンタリの見すぎの私が邪な想像力を働かせるとこうなりました。けど、これはアニメですけど、現実だと下手すると売春させられたり、なんて事件になりそうっちゃなりそうな展開ですよね、あれじゃ。
昨今、また増えてる女の子が家出して、よく解らない家で暴行を受けながら暮らすなんて事件がちょうど鑑賞したときに事件になってましたが、彼女もこんな感じだったんでしょうかね。家から逃げ出したい、秘密を共有することで大事な絆が出来てると。家を飛び出し見ず知らずの同年代の子とつるみ・・・そう考えると恐ろしい映画っちゃ映画でした。マーニーが、アレだったのでよかったですけど、あの別荘が実は人身売買の・・・変なドキュメンタリの見すぎの私が邪な想像力を働かせるとこうなりました。けど、これはアニメですけど、現実だと下手すると売春させられたり、なんて事件になりそうっちゃなりそうな展開ですよね、あれじゃ。
あとは、時折入るフラッシュバックから展開、オチを想像してました。
けど、まさかね、アンナとマーニーが同一?とか思いつつ。
けど、まさかね、アンナとマーニーが同一?とか思いつつ。
後半残り僅かでまさかの感動展開!
想像できる展開っちゃ展開ですけど、イライラしててこれは予想してなかったです(笑)
家族の思い、血が繋がってる家族はもちろん、血が繋がってなくても思いはありまして。
その両方がわーと邂逅されるえー話でした。
物語のほとんどにイライラしてたのに、晴れやかなアンナの顔をみて「えがった、えがった」と素直に思えちゃいましたし。
家族の思い、血が繋がってる家族はもちろん、血が繋がってなくても思いはありまして。
その両方がわーと邂逅されるえー話でした。
物語のほとんどにイライラしてたのに、晴れやかなアンナの顔をみて「えがった、えがった」と素直に思えちゃいましたし。
映像は相変わらず素晴らしく。ジブリの強みですね。
これだけの映像は他ではないですよね。ときどきアニメではなく1前の絵画のようなクオリティです。
これだけの映像は他ではないですよね。ときどきアニメではなく1前の絵画のようなクオリティです。
テーマ曲もラストの爽やかな感動をそのまま残してくれてます。いいですね、プリシラ・アーンさんの声。
鈴木さんは今回は携わらないといいながらキャッチコピーには参加。「あなたのことが大好き」といういいフレーズを引っ張り出してきました。見る前は百合映画?なんて馬鹿な思考をしてたことを恥。見終わったあとに、あの人のことであり、あの子のことであり。うーん、いいフレーズでした。
監督は今回は宮崎ブランドから一人立ちでした。
演出はそうとう難航されてたようで。
アンナが初めて浜辺で別荘を見たシーンのバックの風描写は断然こちらがよかったです。
ああいう描写はアニメならではですね。
背景の草が風で揺れることで、アンナの真理のざわめき、興奮みたいなのを表現されてたそうです。宮崎監督の風とは違う描写でした。次のカットでは、風はあくまでもアンナの心情であって、実際は吹いてないということで、草は動いてないです。劇場公開時はアンナの髪は動き少なかったですが、作成途中までは普通に風だと思われてたらしく、アンナもバックの草も次のカットで動いてたので書き直しになったとか。あれをまた作り直しとか・・・作業に唖然としますが、劇中で見るとやっぱりこっちのがいいですね。
演出はそうとう難航されてたようで。
アンナが初めて浜辺で別荘を見たシーンのバックの風描写は断然こちらがよかったです。
ああいう描写はアニメならではですね。
背景の草が風で揺れることで、アンナの真理のざわめき、興奮みたいなのを表現されてたそうです。宮崎監督の風とは違う描写でした。次のカットでは、風はあくまでもアンナの心情であって、実際は吹いてないということで、草は動いてないです。劇場公開時はアンナの髪は動き少なかったですが、作成途中までは普通に風だと思われてたらしく、アンナもバックの草も次のカットで動いてたので書き直しになったとか。あれをまた作り直しとか・・・作業に唖然としますが、劇中で見るとやっぱりこっちのがいいですね。
ジブリはどうしても宮崎監督の冒険譚や王道ストーリーが求められてしまいますけど、米林監督が自身の得意なところでしっかり仕上げてきました。
ただ、欲を言えばそろそろ原作のないオリジナル、今回は原作が海外の作品を日本を舞台にしてほぼオリジナルなんですけど。監督や脚本家たちが一から作り上げたジブリアニメが見たいです。
ただ、欲を言えばそろそろ原作のないオリジナル、今回は原作が海外の作品を日本を舞台にしてほぼオリジナルなんですけど。監督や脚本家たちが一から作り上げたジブリアニメが見たいです。
作品に関しては満足の1本。
下手すると年間ベストに切り込んでくるのか?!と思いましたが、この日にもう一つとんでもないアニメを見たのでそこには至らず。けどランキングには入りそうです。いい話、映画でした。
下手すると年間ベストに切り込んでくるのか?!と思いましたが、この日にもう一つとんでもないアニメを見たのでそこには至らず。けどランキングには入りそうです。いい話、映画でした。
総評:★★★★★
映像 (5) 構成力・展開 (5) 脚本(4) 役者 (5)
演出力 (5) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です
映像 (5) 構成力・展開 (5) 脚本(4) 役者 (5)
演出力 (5) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です