映画館で鑑賞。
ベッソンmeetヨハンソンということで、夏前から公開を楽しみにしてた1本。
映画引退宣言をしてから自由度の増したベッソンと、色気あり、アクションシーンも出来るヨハンソンがどういう化学反応を起こすのか?
映画引退宣言をしてから自由度の増したベッソンと、色気あり、アクションシーンも出来るヨハンソンがどういう化学反応を起こすのか?
【あらすじ・解説】『レオン』や『ニキータ』などクールなヒロイン像を打ち出してきたリュック・ベッソン監督と、スカーレット・ヨハンソンが初めて組んだアクションスリラー。体内に埋め込まれた特殊な薬が漏れたことで脳機能が驚異的に覚醒し、人間離れした能力を発揮し始めるヒロインの暴走を描く。通常は10パーセント程度しか機能していない脳が、100パーセントへ向かって覚醒していくヒロインを見守る脳科学者役に、オスカー俳優モーガン・フリーマンがふんする。[Yahoo 映画]
う~ん・・・
予告が上手かった作品 |
です。
予告で嘘書いてるわけでもなく、作品自体も内容があり興味深い作品です。
では、ちょっと説明やネタバレも含めてですが。
冒頭の韓国マフィアに脅されるシーンなど迫力充分。
親しくない知人に怪しいことこの上ないことを頼まれて断るルーシー。けど、無理やりものを渡されて仕方なくホテルに入ると?!
あれよあれよと大惨事。そして大男に囲まれて。
怖い、怖い。このとき、なぜかルーシーはオーバーアクションしてるんですけど、後半の悟りシーンとのギャップでしょうか。結構ベタのリアクションをして怖さを倍増させてくれてます。
怖い、怖い。このとき、なぜかルーシーはオーバーアクションしてるんですけど、後半の悟りシーンとのギャップでしょうか。結構ベタのリアクションをして怖さを倍増させてくれてます。
チェン・、ミンクは最初は大物感あってよかったんですけど、ボス役なのに以外に現場に踏み込むこと多くて本当にマフィアのボスなの?感が後半あったのが実に残念。
この辺りのタイ編が一番ピークかも。そういえばあのドラッグの元ですけど。映画を見に行ったときにちょうどタイの代理出産の事件が取り上げられてまして。え、もしかしてこのドラッグを作るのにそんなことをしてる可能性もあるのかも、と怖くなりました。
この後、面白いシーンはカーアクションシーンは柱を上手く使ったスピード感のある映像と車体吹っ飛びシーン。
もう一つは、フランスの警察官役に杉本哲太さんが居たこと(笑)
アムール・ワケドという方で似てると思ったの私だけかな。
哲太さんは善人も悪人も演じられるのと、その役で顔つきも変わるので、この方は悪人顔時の哲太さんにそっくりで後半は話よりそっちで一人ニヤニヤしてました(笑)
哲太さんは善人も悪人も演じられるのと、その役で顔つきも変わるので、この方は悪人顔時の哲太さんにそっくりで後半は話よりそっちで一人ニヤニヤしてました(笑)
また話がそれちゃいましたので、作品の中身に戻りまして。
予告などから予想としては「レオン」などよりも、「トランスポーター」もしくは、フリーマンも出演してた「ダニー・ザ・ドッグ」辺りを想像して劇場へ行ってたので予想外の作品が上映されて戸惑ったかっこです。
もっと端的に言えば、脳がフル機動して、無敵状態で暴れまくるヨハンソン、もしくは「マトリックス」的なものを期待してたのですが、そういったSFアクションではなく、種の起源、種の存続などを盛り込んだ、一人の人間のドラマよりも霊長類ヒト科の面々と続く、繁殖と進化の話がメインです。話が実に壮大です。
予告などから予想としては「レオン」などよりも、「トランスポーター」もしくは、フリーマンも出演してた「ダニー・ザ・ドッグ」辺りを想像して劇場へ行ってたので予想外の作品が上映されて戸惑ったかっこです。
もっと端的に言えば、脳がフル機動して、無敵状態で暴れまくるヨハンソン、もしくは「マトリックス」的なものを期待してたのですが、そういったSFアクションではなく、種の起源、種の存続などを盛り込んだ、一人の人間のドラマよりも霊長類ヒト科の面々と続く、繁殖と進化の話がメインです。話が実に壮大です。
なので、こんな身体にだれがした!と復讐する話でも、ドラッグ撲滅に奮闘する話でもございません。
この偶然にも恵まれた進化で得た情報をどうやって紡いでいくかという話で、紡ぐ方法もルーシーが一人で何でも出来ちゃいますので、なんらドラマもなく、観客はただそれを見るだけの作品です。
この偶然にも恵まれた進化で得た情報をどうやって紡いでいくかという話で、紡ぐ方法もルーシーが一人で何でも出来ちゃいますので、なんらドラマもなく、観客はただそれを見るだけの作品です。
オチバレしますと、「あれ、素子と同じところにたどり着く?」と私には特に新鮮味もなく。
これ、昔なら魂、エデンとかになるのでしょうが、最近はデジタルの世界ってのもありみたいですね。
これ、昔なら魂、エデンとかになるのでしょうが、最近はデジタルの世界ってのもありみたいですね。
デジタル化でヒトは進化してた気でいるとかかれてますけど、ヒトの進化にはやはりデジタルは今後の大きな要素、というメッセージがあったりするのかな、なんて考えるといろいろと見えてきますが、実はそんな真意はなかったりなどイメージは色々とあったりするようなないような作品です。
監督の作品で言えば、セリフに頼らなかった「最後の戦い」や「サブウェイ」なども撮る監督なのでらしいといえばらしい作品です。「グランブルー」もそういえば。
突っ込みどころもあったりしまして。
たとえばラストシーンなんですけど。
ほぼ、この時点で何でも出来ちゃうルーシーなんですけど、外の殺しあいは人間に任せて自身はデータのデジタル化と脳の100%を目指します。
いやいや、あなたがスッと行ってパッと決めれば片付いて静かにデジタル移動とか出来そうじゃないんですか。
いや、もう脳の限界に来てるから無理、と言われればそれまでなんですけど。
たとえばラストシーンなんですけど。
ほぼ、この時点で何でも出来ちゃうルーシーなんですけど、外の殺しあいは人間に任せて自身はデータのデジタル化と脳の100%を目指します。
いやいや、あなたがスッと行ってパッと決めれば片付いて静かにデジタル移動とか出来そうじゃないんですか。
いや、もう脳の限界に来てるから無理、と言われればそれまでなんですけど。
下界のことには極力触れない神様的な扱いだったんでしょうか。そう考えると妙に納得できたりするんですけど。
アクションシーンがそこまでもなく、お色気でいくわけでもなく、なんでヨハンソンを起用したんでしょ。
ベッソンならスカウトでまったく新しいヒロインを作るのも得意なはずなのに。その辺りが物足りなく。
いまいち、ベッソンmeetヨハンソンの化学反応を楽しめず。
ベッソンならスカウトでまったく新しいヒロインを作るのも得意なはずなのに。その辺りが物足りなく。
いまいち、ベッソンmeetヨハンソンの化学反応を楽しめず。
絵的に、展開的に消化不良を起こしてました。
このところ、ヨーロッパコープの作品は面白そうな題材の映画を撮ってるんですけど蓋を開けてみると消化不良が続いてます。今回もヨーロッパコープらしい作品といえばらしい作品でした。
このところ、ヨーロッパコープの作品は面白そうな題材の映画を撮ってるんですけど蓋を開けてみると消化不良が続いてます。今回もヨーロッパコープらしい作品といえばらしい作品でした。
総評:★★★☆☆
映像 (4) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です
映像 (4) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です