Quantcast
Channel: 映画を観る日々
Viewing all articles
Browse latest Browse all 797

るろうに剣心 伝説の最期編 【大友 啓史監督】

$
0
0

イメージ 1

映画館で鑑賞。


前作、「京都大火編」を見て、翌月に続編公開!
「SPEC」で味をしめたな東宝!と思いつつほいほい惹かれて行って参りました。
ただ、それも先月の話・・・もう10月も下旬ですか。
気を取り直して。
京都大火編が序章としては盛り上げに盛り上げてくれてました。
こりゃー、じっくり見なきゃと思いつつ、先日、記事にしました「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」を見て盛り上げて映画館へ!


【あらすじ・解説】和月伸宏原作のコミックを基に『プラチナデータ』などの大友啓史監督と佐藤健主演で映画化したアクション大作の完結編。激動の幕末にその名をとどろかす伝説の人斬り・緋村剣心が大切な人と国を守るべく、日本征服をもくろむ志々雄真実一派との壮絶な死闘に挑む。主演の佐藤のほか、武井咲、伊勢谷友介、福山雅治、江口洋介、藤原竜也といった豪華キャストが共演。クライマックスを飾るにふさわしい未曽有のバトルに胸が高鳴る。[Yahoo 映画]


うーん、予想に反して「ガーディアン~」が良かったのでそこで盛り上がりが私の中でマックスに到達してしまい…

いや、それを差し引いても、この作品のバランスは・・・


冷静にいいところを並べますと。

イメージ 2

まずは、抜刀術!
そこかい!と突っ込まれそうですけど(笑)

抜刀斉、抜刀斉と呼ばれる割に、この実写るろ剣では抜刀術の披露がほぼ無し。普通に構えて殺陣してます。面白いからいいか~と流してましたが、二つ名の意味がとハラハラしました。確か、京都大火編では抜刀術してなかったような。そんなこんなで二つ名返上か?!と思いきや、ちゃんと必殺技を叫びながらの抜刀術。いやーホッとしました。

イメージ 3

あとは。
剣心対宗次郎戦!
師匠→蒼紫→警察に捕まると、いまいち盛り上がりにかけてた前半のバトルシーンがこの辺りからヒートアップ!
いいですね、神木君。優男なイメージありましたがちゃーんとアクションシーン頑張ってましたので本作の見所のシーンの1つです。

イメージ 4

そして、そして。
キャスト決定時には阿鼻叫喚を呼んだ藤原さんですけど。見せてくれてましたー
1対4でも堂々と渡り合う志々雄!藤原さんが舞台インタビューで4人に囲まれて戦うなんて怖かったみたいなことのコメントが新聞に載ってましたけど。どこが?というくらい堂々とした立ち回り。原作の中でも最強キャラを存分に披露!まさにラストバトルでした。



ほかもいいところありましたが省略して。

突っ込みどころですが。
藤原さん志次雄はよかったんですけど、ラストがですね。うーん、いつもの弱弱しいなかの凶暴さが得意の藤原さんが出ちゃってラストまでふてぶてしいキャラで、剣心と試合に負けて勝負に勝ったまま退場的なキャラじゃなくなったのがちょっと寂しかったり。ラストは立ちっぱなしで尽きて欲しかったです。


次ぎましては。
佐之助。
このキャラは1から不遇をかこってましたね。原作ではレギュラーキャラで活躍の場もありましたけど。映画では、賑やかし、お笑い担当にさせられてあまりにも・・・青木さんも頑張ってたのでもっと見せ場。とくに安慈和尚戦は、1の焼き直しと同じ展開ってどうなのよ・・・
二重の極みはせんでも、もっと見せ場にして欲しかった。そもそも十本刀の不遇も・・・
宗次郎と方治は出番も多かったですし見せ場もあり。劇中でも多かったですからね。
ついで劇中で重要な戦闘シーンだったりするのが斉藤対宇水(甲羅しょった人)
浜辺と2カットで終りって・・・出す意味あったんかい!(笑)
で、あとは安慈和尚。このキャラは明治政府の政策の被害者の一人って意味もあったんですけどそういうの無し。
二重の極みという中二心をくすぐる必殺パンチの披露も無し。あんまりだ・・・
他にいたっては衣装だけ派手な後ろでちょこちょこしてるだけのキャラ。
張をあそこまで引っ張ったのなら他のせめてあと二人はちゃんと描いて欲しかった。

イメージ 5

蒼紫ほっといていいから(笑)
本編にあまり絡んでないから無理やり絡ませて長くなった上、剣心が強くなったよ、くらいしかこのシーンに効果が無かったのが実にもったいなさすぎる。この役は宗次郎で充分なのに。
漫画では剣心の奥の手をさらして志次雄有利の中どうする?!て役でした。今回はそういうのは無し。

イメージ 6

これと師匠に時間割きすぎましたね。
師匠の伝授シーンに至っては志次雄が暴れてるのに修行シーン長いな~
それよりも、心の選択にもっと時間を割いていただいたほうが・・・

などなど、原作好きからするとオリジナル展開を楽しみにしてたのですがイマイチ、いい方向に回った気がせず、重箱の隅をつっつくようにあら捜しをしちゃいました。

後半はトータルで見ると1の焼き直し感が強すぎましたね。
浜辺で暴れる。(武田邸前)
牙突でびょーん(1ほど酷くなかったですけど宇水が哀れすぎて)
頭脳キャラ方治がマシンガン(武田が撃ってました)
二手に分かれて佐之助がプロレス。(前回も護衛者とプロレス有り)
ラスボスの前に中ボスと剣心。(蒼紫もどきと戦ってました)

ラスボス。(刃衛が)

似ちゃうのは致し方なく。
王道展開なので盛り上がるので見ながらワクワク、ハラハラはしてましけど。
よーく、考えると似すぎって思えちゃいました。
なので佐之助辺りで一とは違う展開が欲しかったかな。と思った次第です。

そういえば原作読んでるので解ってますけど。
志次雄の刀が火を噴くのは説明ありましたっけ?いきなり大道芸みたいな気もしますし。
志次雄は佐之助は斬れば終わりなのに、佐之助に対しては素手で戦う妙な律儀さも・・・


伊藤博文の役回りもよく解らなかったですね。狸爺の役回りにはなってましたけど。



京都大火とトータルで見るとそこそこ。
伝説の最期だけで見ると、完結の割りには盛り上がるには盛り上がりましたけど。
なーんか、のどに魚の小骨が引っかかった状態で「?」となって盛り上がりきれず。


舞台挨拶で、続編の噂が出てましたけど。
この続きは辞めたほうがいいですって。原作でも不評の難しい話で難しい展開で面白みゼロですから。
ここで終わりましょ、東宝さん。

終わり方としては良かったですから。


総評:★★★☆☆+
映像 (4) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (5)
演出力 (3) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です

よろしければ、応援ボタンをクリックお願いします
↓(ブログ村ランキングポイントにご協力をお願いします<(_ _)>)
http://movie.blogmura.com/img/movie88_31.gif
にほんブログ村 映画ブログへ(クリックの際は文字からお願いします)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 797

Trending Articles