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グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 【オリヴィエ・ダアン監督】

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映画館で鑑賞。


実話をもとにした映画は見たい意欲がわかない私。
伝記映画はその人となりを知らないと新しい知識になることもあるので見ることも多いのですが。
見ない理由は、実在の人物なので奇想天外の人生の方もいらっしゃいますが。やっぱり驚きにならないこともあったり、当たり障りのない描写で、その人の人生の魅力が半減してたりすることもあるのでどうも。

今回は、モナコってどんな国?グレース・ケリーってどんな人?というのがありましたので。
プラスして、モナコ公国の危機をどうひっくり返したのか?ちょっとだけサスペンス要素も入ってたのでそちらも楽しみに。


【あらすじ・解説】ハリウッド女優からモナコ公妃となったグレース・ケリーの華やかなシンデレラストーリーの裏に隠された激動の半生に迫る伝記ドラマ。夫のモナコ大公レーニエ3世と、当時のフランス大統領シャルル・ド・ゴールとの間に起きた国家的危機に立ち向かっていく姿を描く。『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』などのオリヴィエ・ダアンがメガホンを取り、主演は人気女優ニコール・キッドマン。『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』などのティム・ロス、『フロスト×ニクソン』などのフランク・ランジェラらが共演。[Yahoo 映画]


まー、まずは。


二コール・キッドマンが綺麗


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トム・クルーズと同い年くらい?と思ってましたので魔女だ!と思いましたが、まだ47歳でしたか。
それにしても綺麗ですわ。
グレース・ケリーは写真とかで見ましたけど。映画は、ヒッチコックは何本か見ましたけどちょうど見てない作品ばかり。
うーん、クラシックも見ないと。写真で見るとめっちゃ綺麗な方ですね。そりゃお姫様になっても不思議でない方。

美人の伝記映画なのでやっぱり美人が演じないと説得力ありませんおでキッドマンの起用はばっちりでしたね。


さて、物語ですが。

冒頭に「これは実話を元にした映画です」が定番ですが「実話を元にした脚色あり」とクレジットが。
私、ちょっと小躍り(笑)
これ、こういうの大事だと思います。
やっぱり、劇映画のほうが見たいですもん。ちょいと脚色あったほうが奇想天外な人生にもう一味つくこともありますから。
もちろん、遺族の方や、関係者の了承の元ですけど。

今回のですと、モナコ王国の裏切り者は誰?なところが脚色があったのかな?
ある程度は史実でそれ以外の部分で。なら効果抜群で面白みになってました。


さて、物語の展開ですが。
グレース・ケリーの人生はお姫様になった時点で御伽噺の主人公を地で行くようなもの。
ただ、御伽噺はお姫様になったらちゃんちゃん。終わり。
しかし、ケリーの人生は続いてました。一般人にはわからない王族になる苦悩。公務の重みなどなど。
ただでさえ、生活が一変してるのに。ここにモナコ王国最大のピンチでフランスが税をよこせと圧力を!
今でこそ、F1の国であったり、セレブの国のイメージですがここに至る前に色々と問題はあったようで。
フランスに守ってもらったりしてる保護されてる国だったのですが、税を課さないためかフランスの国の企業などがモナコに流れてしまいフランスのお金がなくなるから税を課せ!とフランスが迫ってました。ただ、モナコも単独で国を成すためには企業が落とすお金や、カジノのお金が生命線で税を課せばそのお金もなくなり・・・

そんな状況がこの映画の舞台。

ケリーは王宮生活に馴染めず。


イメージ 3

アメリカ人のケリーからすると、モナコは封建的で自由がなく感じ。


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夫は政治の忙しさに距離が離れ。国もどうなるか先行き不明。

なので前半は辛い日々のシーン。


イメージ 5

そこから、一念発起して王族を演じ、国を救おうとする攻めのグレースがこの映画の見どころ。
そうですよね。俳優さんで、体重を増やしたり落としたらなんてのはよく話題になりますけど。
たまに、語学も堪能で何ヶ国語か話方とかも居ます。凄い俳優さんは世にたくさんいますよね。
今回のケリーの凄みはフランス語を取得して、王族のたしなみ、作法を覚える!でした。普通じゃ無理無理(笑)
けど、名優さんなら出来そう。
この辺りは役者グレース・ケリーの意気込みと凄みがわかって面白かったです。

後半は少しサスペンス調と、ちょっとしたひっくり返しドラマがあってよかったです。


ただ、不満な点も少々。

ケリーにアドバイスをする神父さんなんですけど。めっちゃ親密。あれ、不倫?と思うくらい。
そんな要素は無かったのですけど。
ま、妙な関係と思いつつも気になったのが。
どうも、この人との絡みのシーンだけ映像などがすべて舞台調になるところ。
セットもですし、役者の立ち居地も。セリフも劇的な感じにしますし。映像の変化なのかもしれないですけど落ち着かなかったです。

あと、やたらキッドマンの顔アップが多い。
いやお綺麗な顔なので見る分にはいいんですけど映画館で見るとほんとにドアップ!
しかも、一箇所スポットならよかったんですけど、2,3回あったのでちょっとくどかったです。
グレース・ケリーの苦悩を見せたかったのかな?とは思いますがずっと苦しんでる場面ばかりだったのでそっちの面でもくどかったです。


伝記映画としては劇的要素もあって面白かったんですけど。ちょっと長かったかな?という印象あり。
なので星3プラスにしてます。

 

総評:★★★☆☆+
映像 (3) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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余談ですけど。

グレース・ケリーも最後は事故死だったんですね。そういえばイングランドのあの方も・・・
やっぱり何かあるんですかね。

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