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Channel: 映画を観る日々
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桐島、部活やめるってばよ

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昨日のレビューで書きもれと書き間違いがあったので修正も兼ねて。

前田のエピソードは後半と書きましたが、読み直そうとしたら中盤で登場してました。かすみのエピソードでも登場してたのでそこでごっちゃになっていたようです。


書きもれていたのは映画に関するエピソード。

自主制作した映画の内容と受賞の話が無くなっていて、先生の書いた脚本、受賞の一歩手前と映画では変更されてました。
こちらはこちらでありそうですよね。先生の主導でやりたくない作品を作る生徒の絵。そこから自主的に「自分たちの作りたい映画を作る」と動きだす前田、武文コンビの行動に心動かされました。ここは原作とは別の心情でよかった点。
それに加えて「ゾンビ映画」をチョイスしてるところ。
ホラー映画はアイディア勝負で低予算で作れる可能性があるので自主制作では多いんですよね。
「パラノーマルアクティビティ」や初期ゾンビ映画、純粋なホラーとは違いますが「SAW」など、低予算で大ヒットするなどホラーには国境がないのもいいところ。
アクション映画だとキャストが動けないと残念な内容になってしまいますがゾンビ映画はエキストラ程度でもいいので実に作りやすいんです。特殊効果もメイクなどでゾンビは作れたりしますので、近年ですと「コリン」という低予算で作られたものがあります。しかもこの作品恋愛要素を押した内容。ゾンビ映画でも恋愛は作れますし、生死感で作れる可能性はいろいろあるので学生の自主制作で作りやすい作品なんです。

いやーいいチョイスでした。

原作だと、前田は「ジョゼと虎と魚たち」「百万円と苦虫女」「TOKYO!」「メゾン・ド・ヒミコ」「BABEL」「チルソクの夏」「ニイラカイナからの手紙」。武文はとにかく岩井俊二好き。いい趣味ですけど私の好みとは合わず(笑)趣味の内容は2000年代ですね。デートムービーとしてはオススメです。
作ろうとしていた作品は青春もの。これはこれでいいです。このときしか作れないものもありますから。

これに対して映画版はゾンビ映画好きでロメオの名前を出したり、かすみと見た映画が「鉄男」に。いやー趣味がガラリと変わってます(笑)。女の子で「鉄男」はよほどの映画好きか、ジョジョ好きでもないと厳しいですよね~デート向きなら原作のほうが受けは絶対いいでしょうけど。私としては映画版のほうが趣味合うな~と思ってます(笑)

原作と比べてこの辺りの変更は好きなジャンルに変わってたので私としては嬉しい誤算でした。
ゾンビ映画の撮影のエピソードの影響でいつかゾンビ映画に関していろいろと書いてみたいと思ってます。
まだ考えがまとまってないのでまたいつか。

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