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Channel: 映画を観る日々
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ロボコップ(2014) 【ジョセ・パヂーリャ監督】

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DVDで鑑賞。


オリジナルの「ロボコップ」は1だけ見た記憶あり。
思い出は・・・
むかーし、父親がアメリカ旅行したときにお土産で買って来た向こうのゲームボーイのソフト。かなりプレイした記憶が。ただ当時の私には難しくクリアした記憶がないんですけど。今やってもだめでしょうけど(笑)

そんなこんなで、特に、オリジナルに思い入れも無く。
見た理由がジェイ・バルシェルが出てたから。
え、「誰?」ですって?
魔法使いの弟子に出てた子です。なーんかお気に入りの俳優さんなので。


【あらすじ・解説】1987年製作のポール・ヴァーホーヴェン監督作『ロボコップ』をリメイクした近未来SFアクション。爆破によりひん死の重傷を負った警官が最新技術によりロボコップとして生まれ変わる姿を描く。メガホンを取るのは『バス174』などのジョゼ・パヂーリャ。主演には、『デンジャラス・ラン』などにも出演したスウェーデン人俳優のジョエル・キナマンを抜てき。ゲイリー・オールドマンやマイケル・キートン、サミュエル・L・ジャクソンら実力派俳優が脇を固める。ブラックを基調とする新生ロボコップのデザインやさまざまなガジェットなど、クールな武器にも注目。[Yahoo 映画]


当時は少年の夢、ロボット警官の技術の塊だった「ロボコップ」もいま見ますとちょっと固い。
ウィーンガシャン、ウィーンなイメージ。
それが今ですと動きがスムーズ!そしてGPSやネット回線を使った犯人の識別、追跡など。
昔のロボットからスーパーコンピューター搭載マシーンになり、現実的な意味が含んでました。

ロボコップになる当事者からしたら「夢」とは程遠い現実になるんですけど。

問題は見てて楽しくない。
これに尽きますね。
中身は夢や痛快からは程遠い内容。

一度瀕死の重傷を負う。電子脳による命令と人の感情の乖離。それをコントロールしようとする弊害。失った四肢への痛み、など。オリジナルから時を経て、科学的にも医学的にももっとリアリティのある「ロボコップ」が今回は登場。

主人公のアレックスからしたら、なぜ生きてるのだろ、いや、これは生きてるのか?地獄なのか?と疑問に思うのは当然。鏡に映るのは顔だけですからね。想像できない、耐えられない境遇。そんな状況で家族と会えても自我を保てる自信はとてもありません。

こんな苦悩、苦しみを背負わせて人から作ろうとするのか?
それは、コンピューターに正義、良し悪しの判断をするのは今のところ難しいので。
状況判断だけでは処理できないシーンもありますし、心の問題ですから。この辺りはちゃんと描いてます。

と、まあ、こんな感じで、「ロボコップが悪を討つ!」の展開ではなく。
ロボコップのデザインが警官の割に真っ黒なのも正義のイメージカラーの白とは程遠い兵器だからでしょうか。「警官=正義」の図式が出来ない世の中を現してるみたいですね。メインキーワードが軍事産業と、麻薬組織、警官の不正などでしたしね。

それにしても、こんなロボコップみたいなマシーンは近いうちに起きるのかもしれないですね。
人の居ない戦争。もしくは、こういった人体改造した兵器。怖いですね~スカイネット誕生?!

よくよく考えると今は犯人逮捕で役立った情報などは小型端末で近いことは出来るのでそっちを進化させたほうがいいですし。あと、ハリウッドの刑事ものは凶悪犯を捕まえるのにどんどん火器を向上させて、相手も向上させてのいたちごっこなのもアメリカ的ですね。

前向きな文ではないですけど前作よりもリアリティが増し、政治的な思惑もあってストーリーもしっかりしてます。



キャストも結構な面子が揃ってます。
脇にゲイリー・オールドマ、マイケル・キートン、L・ジャクソンと。

アレックスを演じるのはジェル・キナマン。
出演作は見てる作品が多いのですが顔は覚えておらず。「プリズンブレイク」のウェストワース・ミラーが細くなった?と間違えてました。

期待してたバルシェルはめっちゃちょい役だったので私としては期待はずれでした。あと、この人、悪役は似合わない(笑)



最後にいつもの余談。

デトロイトがほんとにあんなことになるとはオリジナル製作当時は思わなかったでしょうね。
町がまさか破綻しちゃいましたから。
破綻した町ってのはどんどん荒んでいくみたいですね。以前、池上さんの番組で崩壊したビルや、火災で焼け焦げた家屋がそのままだったりした画像を見て驚きました。


総評:★★★☆☆
映像 (4) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (3)
演出力 (3) キャラクター (2) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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