サッカー日本代表　アジアカップオーストラリア２０１５　初戦勝利！

初戦に不安のある日本代表。
どこの国もそうですが、やはり初戦はナーバスになったりするのでしょうね。日本はそれが顕著に出るので、初出場のパレスチナが相手といえどもどこか不安でした。監督の諸事情もありますし。

が、無事初戦勝利。
遠藤の早い得点で前半は安定した試合運び。
これは６－０くらいになるかな？と思ってましたけど。後半は得点シーンも減り、４－０でホイッスル。ま、勝てたのでボチボチのスタートですね。試合結果は勝ちましたけど、内容に関しては後半のペースダウンはどの選手も口にしてたみたいですね。
ただ、毎回ですね。こういうインタビューのやり取り、そして、試合展開。相手が一人減って数的有利になったにも関わらずそれが活かせない。ワールドカップのギリシャ戦から成長が無いのが不安。数的有利なはずなのに、ベタ引きされてゴール前に人が密集してるのに丁寧にボールを繋いでゴールを目指す。けど、人の壁にシュートが塞がれて入らない。後半にあったあの連続シュートがことごとく入らなかったのが、日本の残念なところです。豊田が入ったなら、勝ってる状態でもパワープレーを「してみる」のも手でしたけど。誰もしなかったのが実に残念。

いまだに綺麗に崩して得点を意識してるのかな・・・

選手に関しては。
清武はユーリティな選手ですけど遠藤の代わりはやっぱり難しく。選手の調子とかではなく。遠藤を下げるなら、柴崎が見たかった。監督の意図はもっと前線を入れ替えて、もっと点を取れ！だったのは伝わりますけど。後半はチグハグしちゃってました。点が取れる雰囲気なかったです。

今回は香川が３アシストの活躍！と新聞で記事になってましたけど。
岡崎のゴールは枠から外れてたのを岡崎の超反射神経でのゴール。
ＰＫはラッキーでした。確かにファールでしたけど、流される可能性も。もしくは格上ＤＦだとあのプレーはしないですね。
吉田へのクロスは切れがあってよかったです。

なんで、こんなに香川について書くかと言いますと。
もっと出来るはずなのになんかおかしい状態がずっと続いてる、ように見えるから。

最近はゴールを、点が取りたいとインタビューに答えてまして。動きもゴールを意識したものが多いです。ただ、ゴールに囚われ過ぎに見えてるんです。ボールを持つとそのサイドに固執して密集地に突撃。ゴール前にチームメイトが多いのに飛び込んでセカンドボールが拾えない。香川は前線ではなく、この試合では２列目なので引いて、こぼれ玉をズドンも手ですよね。遠藤はこの辺り上手い。この試合でこぼれ玉がいいところに落ちてるのに誰も詰める人が居なかったのももったいない。ちょうどゴール前にフリーでポツンと落ちるシーンが多かった。昔のクロスを上げてもゴール前に誰も居ないより全然いいんですけど。今回の試合は多すぎたのと。香川、本田が自分のゴールを意識するのはいいんですけど視野が狭まってみえます。

サイドの固執ですけど。以前の左サイド一辺倒から本田が右にいるときは右サイドにも動きが出てきました。左サイドだけの攻撃ではなく、酒井のクロスもあり右サイドからの攻撃も見れたのは変化が出てます。ただ、相変わらずどちらかのサイド一辺倒の攻撃という偏り。パス１本でのサイドチェンジとかはなく。中盤、もしくは最終ライン経由でサイドチェンジしかなかったので、格上からしたら守りやすい攻撃でしたね。引いた相手も楽でしょうし。蹴れる選手のはずなんですけど。ザックのときと同じでサイドチェンジ封印されてるのかな？

勝つには勝ちましたけど。内容を見ると今後も不安な面がチラホラ。
次はイラク。中東の強豪。その次は妙に苦手意識のあるヨルダンが続きます。イラクのカウンターとか不安要素満載。

この調子だと本線突破大丈夫か？と不安が募ります。
イラク相手には昨日の試合みたいな展開は期待できないので、どうにか１点を取って、要らん失点をしないことだけを祈ってます。