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バツイチは恋のはじまり 【パスカル・ショメイユ監督】

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DVDで鑑賞。


予告で気になった作品。
初婚は失敗するジンクスのある血筋の女性が現在、順調に付き合ってる彼氏と結婚したいのに、離婚が怖くてとりあえず、誰かと結婚して、即離婚しようと四苦八苦するラブコメディ、と期待して借りてきました。


【あらすじ・解説】初婚が失敗に終わるというジンクスを抱える一家の女性が、本命の恋人との結婚前にバツイチになろうとする姿を描くラブコメディー。『最強のふたり』の製作陣が製作と脚本などに名を連ね、『ハートブレイカー』のパスカル・ショメイユが監督を務める。とんでもない婚活を通して本当の幸せを見いだしていくヒロインに、国際派女優ダイアン・クルーガー。ダメ男のはずがいつしかヒロインの心をつかんでいくジャン=イヴを、『ミックマック』などのダニー・ブーンが好演する。[Yahoo 映画]



これ、適当に付き合って、別れられなくて苦労する話かな~と思ってたんですけども。
最初の当て馬結婚相手がドタキャン。本命彼氏が結婚の準備万端なので、早くバツイチになりたいヒロイン、イザベルは飛行機で隣の席に座った馴れ馴れしいライターを引っ掛けて分かれようとあれこれ画策する話。


この相手が、ダニー・ブーン演じるロシア在住の旅行記者ジャン。いい人なんですよ。ちと馴れ馴れしい以外(笑)
ちょとと見は冴えないおっさんなんですけども。ロシアで社交界にも出られるちゃんとした人で仕事も順調、異文化への飛び込みもなんのその。付き合ってるうちに味がでるタイプ。そんな彼となんとか、アフリカの儀式で結婚できたイザベルは帰国後に離婚を申請。しかし、却下されたのであれこれするんですけど。

これが酷い。
脱毛スプレーはやり過ぎ・・・ダニー・ブーンはそんなに毛沢山じゃないのに・・・
しかも、怒らないジャンを見てると辛い・・・

前半や、アフリカ旅行はコントみたいなノリもあって楽しいんですけど。ここのやり取りはイザベルがやり過ぎで見てて辛いだけでした。笑えないの。それを耐えるジャンを見てられず。フランスの笑いの文化は相容れず。

まあ、話はその後、いろいろあっていいところに着地するので良い話なんですけどね。過程が辛かった。


あとは。
フランスのラブコメディということで不思議なというか馴染みのないところをもう二つ。

まずは。
ボーリング場でワイン飲んでます。
いや、飲むのは自由なんですけど、ワイングラスが見慣れない(笑)
日本だと缶ビールとかのイメージですよね~


もう一つは。
フランスの恋愛問題って家族関係が多いんですね。というか家族の絆というか話し合いのシーンが映画でよく見かける。
まあ、イザベルもいい年なので恋愛で家族に秘密にすることはないでしょうけど、あっけらかんと話のも日本だと違和感あるし、アメリカ映画でもあまり見かけない。なんかいいところの家庭だとあるけども。


そんな異文化を知れたかな~という面が面白かったのと。


女性が強い家庭というか一族。
そんな中、ちゃんと存在感を見せる父親と、妹婿。
あの隠れ小屋での父とエリザベスのシーンも良かったですし。家族で食事のシーンで合いの手や突っ込みを入れる妹婿が良い味でてました。


もちろん、メインの二人が輝いてなんぼ。
先に書いたダニー・ブーンのいい人ぶりが重要な映画で存分に発揮。
そして、そんな彼にあれやこれを仕掛けるのはダイアン・クーガー。はっきり言って擬似的ですが二股する役なんですけど、それが出来そうな魅力的な女性が必須なのでそこをこなす魅力あり。

ただ、くどいですが途中がやり過ぎで冷めちゃったので低めの星評価してます。


総評:★★★☆☆
映像 (3) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です

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