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少年ジャンプと映画の関係に関しての考察(妄想) 2015

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皆様、こんばんは。

ジャンプ読者200万人超。しかし、こんなことを考えるのは私くらい。
ちょうど昨日、映画「暗殺教室」のレビューを書き、書き終えた後に色々と、なぜ、「実写だったのか?」を考えてましたら記事にしたくなり思いつくままに書こうと思い、今、パソコンの前に座ってます。


まず。
なぜ、メディアミックスをするのか。

答えは簡単。儲かるから!
簡単にアニメ化して、視聴率うんぬん、パッケージ化による収入もありますが。
知名度の上昇により単行本の売り上げ、場合によってはグッズなどの関連商品にまで普及して莫大な効果をもたらすことがあります。

では、全部アニメ化できればいいのですがやはりある程度計算できませんとメディアミックスのお声がかかりません。

80年代~90年代は言わば看板作品の宝庫ということで数多の作品がアニメ化。その中でも看板中の看板作品が映画化までたどり着けました。

80年代は・・・東映まんが祭。当時はワクワクしましたが今を思うと踊らされてましたね~まあ、幼いので踊らされてなんぼですけども。大抵は人気漫画の映画が3本立てで上映とかされてました。そのせいか今のような100分前後の作品よりも45分くらいですかね。テレビスペシャル規模の内容のが多かった印象です。
まあ、オールスターみたいに原作のキャラが総出演するわけですけど、オリジナルストーリーなので原作とは別物ですし、原作関係ない展開など、パラレルワールド的な作品も多かったりします。

そして、90年代~00年代。
ある程度アニメが認知され単体でも集客が見込めるようになってきた時代。
古くは・・・「るろうに剣心」や「スラムダンク」なども映画化。劇場でやってたかは覚えてないのですが。以前のような複数の作品を同時上映みたいな作品は少なくなってきました。ジャンプ誌面も変わり。00年代は看板作品と言われるのが少し減り、「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」の三看板時代へ。映画化されるのはほぼこの3つに絞られてました。

しかし。
近年、この流れが大きく変わりました。

大きかった事件と背景をザッと。

アニメの認知度、世間の受け方は変わりましたが。やはり、どこか所詮アニメという空気があり。
ジャンプに限らず子供が見るのだからこれくらいでいいだろう、な作品が多く。もしくはコアなファンが楽しめればいいだろう的なキャラクター総出演の80年代から変わらない空気がありました。


これに一つの作品が事件を起こします。

尾田栄一郎先生、映画の製作、脚本に携わり大ヒット。
これは作品の良し悪しは分かれますが。話題性があり。あとはここでしか手に入らない限定単行本の効果でしょうか。先にも書きましたが、映画化やアニメ化で視聴率などから出るスポンサー料や、映画の興行収入よりも。あくまで作品の認知度や、副産物の関連商品による収益が主でした。
そこに、単体興行成績でもある程度の収入が計算できるのでは?!ということを思い起こさせる作品が誕生したのです。

が、さすがに作者への負担が大きく。
「銀魂」も同じことをしましたが連載の休載が発生。「ワンピース」でも同じ現象が生まれてます。

折衷案で生まれたのが「ナルト」の後期映画シリーズ。
本編と絡むストーリー、もしくは後日談ということで連載の負担をある程度考慮した作品が生まれ。これは今後も続くかも。完結漫画のおまけストーリーだとファンは気になりますからね。

「ワンピース」は原作にも関わってくるエピソードを放り込んだりと、以前のような原作とは別物のオリジナルストーリーから原作と関わる作品、も増えてきております。



が、この後、もう一つ事件が起きます。
「銀魂 完結編」の大ヒットの裏で「トリコ」の映画が振るわず。
これは、「銀魂」にはコアなファン存在し、ファンのリピート鑑賞などもあて興行面でのヒットと関連商品の収益増が確立。
しかし、アニメがぼちぼちな作品をアニメ化すると数字が振るわず、という数字が出てしまい。当時「トリコ」は次期看板作品と呼ばれる安定した人気があり。アニメ化も早く、ついに映画化となりましたが。アニメが完全オリジナル路線に入り始めて原作との隔離。主要ファン層が少年だったこともあってか幅広い層、もしくはコアなファンで劇場まで足を運んでもうらまでには至らず。

映画だけなら良かったのですが、以降、ジャンプ誌面でも「トリコ」の勢いが薄れてしまい。メディアミックスで稀にある失敗例。別メディアが原作の足を引っ張ってしまう場合。アニメの評価が悪かったりして、元々いたファンが離れてしまう。あまり無い現象なのですがたまに発生するのがメディアミックスの怖いところ。


そして、今。
ジャンプに限らずですが、漫画作品の実写化が続いています。
これは、ある程度の認知度があり、話題性もあり集客見込みがたつことから映画製作会社とテレビ会社がわれ先にと漫画のアニメ化を進めてます。
オリジナル映画が作りづらくなった点と。あと一つは漫画の世界をCGなど特殊効果の発達で描けるようになった、という点も大きいと思います。

ジャンプ漫画は昔は実写化とか厳しかったですからね。
「北斗の拳」の実写化という歴史を経て、実写化は封印され、今、解かれてます。
先日書いた「暗殺教室」も昔だと殺せんせーが着ぐるみとかで見てられなかったかも(笑)

しかし、ある程度のことなら描写が可能になり。
「デスノート」のデュークも。「るろうに剣心」の戦闘シーンなども可能に。そして、大ヒットと言っていい数字が出てますので集英社、ジャンプ編集部も実写化に舵を切るわけです。

しかし、漫画原作の実写化にはファンは嬉しくないこともあり批判の声も多く。

では、ジャンプはアニメの映画化ではなく、なぜ実写化をするのか。
それは、先に書いたトリコ事件の影響とパッケージ化による収入見込み、と思います。

まず、トリコ事件によってアニメ映画には儲かる作品と儲からない作品の二分化がはっきり出たということ。
コアなファン層がいる作品と、ジャンプの主要読者である、少年たちに好まれる作品だと映画化に伴う収入がはっきりと分かれるため。少年たちもお金を落としてくれるでしょうけど、コアな層と比べると。ライトユーザーとまでは言わないですが数字がはっきりでるのだと思います。

なので。
去年と今年で対比しますと。

先に書いた「暗殺教室」の実写化は。アニメ化による話題性の薄さ。悪い評判もないですが爆発的な効果、とくにファン層の裾野拡大は薄く。ファン層が少年、少女と「トリコ」に近いパターン。それならば。実写化により、認知度の薄い層へのアピール、そして、キャスト効果での呼び込み。これによる効果を狙ったと思われます。
もう一つ、
パッケージ化になったときに。アニメですとディスクの売れ行きは微妙と思われます。
では、実写だと売れるのか?と聞かれますと「売れて」はないでしょうね。ではなぜか。
レンタル業界、もしくは配信である程度計算がたつと思われます。10億円前後出れば映画の興行成績としては充分なヒット。それをレンタルで仕入れるとなるとある程度の本数を入荷が検討され、棚に並び、やはりある程度レンタルされて数字が出てくるわけで。こういった面での収入見込みも含めて実写化が増えてると思われます。


もう一方、映画化された作品で。
「ハイキュー!!」
こちらはアニメ化によって原作層プラス声優ファン層まで呼び込み興行もですが別のところでの収入見込みがたち。アニメ映画化されました。爆発的な数字は出ませんでしたが総集編のアニメとしては上々の数字が出たと思われます。
そして、実写化のときとは違い。
こちらはコアな層ですのでディスクを買う層でもあります。ならばレンタルとかよりも直に入ってくるのも含めて計算されてるのかな?と思います。
あと「ハイキュー!!」は実写化もされそうですけど。それでもう一儲け狙ってそうです。



まあ、簡潔に書きますと、メディアミックスの多様化なんでしょうね。
なのでなぜ、実写化が増えるのか。
それは、作り手の計算で色々あるみたいですよ。

実写化の流れは止まらず。
今年では「バクマン。」が実写化。これはアニメ化されてましたがそちらはそこまで話題にはなってなかったので、上の私の妄想「暗殺教室」路線が納得。
今後のラインナップは。
「デスノート」新作。これは昔のヒット作もあるのでそちらの計算も含めてでしょうね。
「暗殺教室 卒業編」こちらも前作のヒットである程度計算が立ったのと。原作者と協力でオマケに力を入れてさらなるヒットを狙うかも?

そして。
「斉木楠雄のΨ難」
知ってる人はジャンプ読んでる人くらいでしょうね。アニメ化されたわけでもなく、原作も爆発的ヒットがあるわけではありません。アニメ化が先かな?と思ってましたらまさかの実写化。流れ的には「熱血クロマティ高校」路線かな?と思ってるんですけど。ジャンプも博打しましたね(笑)


ではアニメ映画路線のほうは。
「ワンピース」の新作が製作進行中。尾田先生が倒れなければいいのですが。
あと、アニメ化中の作品ですと。
「ワールドトリガー」。これは恐らく映画化は無いとは思いますが・・・最後まで続くか原作をひっぱらにことだけを祈ってます・・・
そして、来期のジャンプとしては目玉。
「僕のヒーローアカデミア」
アニメ化がまだなので映画どうのこうのは未定ですが。実写化はこれはさすがに無理だろう、なので映画化のときはアニメでしょうね。アニメも力入れてますのでメディアミックスの効果があればもしかすると?!


では、最後まで私の妄想にお付き合いいただきありがとうございます。



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