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Channel: 映画を観る日々
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攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain 【黄瀬和哉監督】

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映画館で鑑賞。

シリーズファンとしては新作発表に喜び、9課設立前の話ということで期待を膨らませ、少佐のキャラクターデザインで期待が一気に萎んだこの作品。てっきり衛星放送など、と思ってましたが劇場公開とは。DVDのレンタル待ちしようかと思いましたが時間がちょうど合ったので劇場へ。60分作品なので通常価格ではなく1200円だったのがちょっと嬉しかったです。


【あらすじ・解説】士郎正宗の原作やそれを基にした押井守監督の映画などが作られた人気シリーズを、新作シリーズとして映像化したSFアクション・アニメ。サイボーグのヒロイン・草薙素子と荒巻大輔ら攻殻機動隊メンバーの出会い、電脳ウイルス“ファイア・スターター”の真相に迫る彼らの戦いを描く。『マルドゥック・スクランブル』シリーズの脚本を担当した冲方丁が本作に名を連ね、『攻殻機動隊』『エヴァンゲリオン』シリーズなど多くの作品の作画監督を手掛けてきた黄瀬和哉が監督を務める。手に汗握るアクションや電脳戦と共に、初めて語られる攻殻機動隊創設以前のストーリーはファン必見。[Yahoo 映画]


こりゃ賛否両論ですね。

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キャラクターデザインが完全に変わってますので割り切って見られてよかったです。

アニメの前2作も原作を基本として押井GIS、神山SACと独自色を出してまして2つの作品はパラレルワールドの作品。
こちらARISEも登場キャラクター、電脳などは一緒ですが細かいエピソードは別々。私はSACも好きでしたのでできればこの世界の前身の話を見たかったのですが途中から、「あ、これもまた別の攻殻機動隊」の話か、と割り切って鑑賞しました。
ここで割り切れないと納得できない世界になってるとは思います。

原作では、過去話はほとんど描かれてなかったので原作との差よりも、他のアニメシリーズとの差異がファンによっては気になるところ。
一番の変化である、デザインの変更は・・・見慣れるまで時間かかりましたが今のところ大丈夫。ただ石川とサイトウがまだ未登場なんですよね。サイトウのモヒカンに慣れれるかな・・・
もう一つ大きな変更はSACで描かれていた少佐の全身義体への経緯が別の話になってます。事故と孤児の部分は同じですけど義体化したタイミングは別物になってます。ただ、このときに「ファイア・スターター」に関わってたから、実は・・・なんて。恐らくそれはなく、話の流れから全身義体という整備に途方もない資金が必要な体を軍が“備品”として扱う、そこから人として認可が下りるまでの話でもあるようなので、エピソードの変更はなさそうです。

などなど、細かいエピソードで賛否を読んでます。


ストーリーは新鮮な部分もありました。
他のどのシリーズでも少佐が個人で負ける、やらかしてしまうことはそう無かったのですけど今回はまだ三佐のせいかところどころで追い込まれます。あと苦戦の表情があります。SACでは顔も義体のため苦悶の表情とかは無かったのですが今回はありました。あと9課のメンバーもまだ居ないので孤軍奮闘状態。要所要所で9課メンバーが加わり始めて、展開も好きなほうですので楽しめました。


まだ書きたいことは一杯ありましが「新」攻殻機動隊として楽しめました。
私としては話の広げやすく、9課と政治の話のかかわりなど、今だとまた別の話が作れそうなSACの続編がいま一番楽しみなんですけどSSSで終わらせた感じになってるので期待薄なのは承知ですが。このARISEはまた別の9課を描き出していて楽しみです。といいますか、第4次非核大戦時の話ももう少し見たいですけどさすがにこのあたりは予算的に厳しいかな。


総評:★★★★☆
映像 (3) 構成力・展開 (4) 脚本(4) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (4) オリジナリティ(4)
五段階評価です

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