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イニシエーション・ラブ 【堤 幸彦監督】

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DVDで鑑賞。


数年前から堤作品は劇場で見ないと心に誓ってるので話題になった作品ですがDVD待ちしました。
あの監督は風呂敷広げるのは面白いんですけど、終わり方が良かった作品が稀なので。



【あらすじ・解説】ベストセラーを記録した乾くるみの小説を実写化した、異色のラブストーリー。恋愛下手の大学生と歯科助手の出会いを描く「Side-A」、遠距離恋愛を経て彼らの関係が終わるさまを追う「Side-B」の2部構成でつづられる。監督は、『20世紀少年』シリーズなどの堤幸彦。主人公の男女を、『ライアーゲーム』シリーズなどの松田翔太と『もらとりあむタマ子』などの前田敦子が快演。ラスト5分でラブロマンスからミステリーに転じる作風に意表を突かれる。[Yahoo 映画]



劇場公開時の謳い文句は「最後の5分で全てが覆る。あなたは必ず2回観る。」と。ポスターにも書いてますね。


ふむ、大どんでん返しがあるわけですね、とちょい身構え。予告で大体の人間関係を把握。
松田弟演じる鈴木、前田さん演じる鈴木が地元に残した彼女の成岡。そこに木村さん演じる転勤先で出合った石丸が織り成す三角関係からの“何か”が起こる?と思ってDVDを再生。


冒頭に出てきたのは・・・松田弟じゃなく、ダレ?(笑)
ネット検索しましたら森田甘路さん。クレジットキャスト名は亜蘭澄司。予告でも一度も出さないシークレットキャスト扱い。なぜ、彼がここまで隠されていたのか?
あんまり書くとネタバレになるので。
その瞬間に「ん!?」となり。「たっくん」で「あ・・・」となり。残り5分で全て覆らなかったです・・・
なんで予告で隠しちゃったんですかね。


こういう作品はラストの大どんでん返しが解っちゃうと面白みが欠けてしまうところがありますが。解ってて観てもそこそこ楽しめました。劇中の時代はまだ小さかったので雰囲気だけですけど80年代の日本の再現に目を見張り。衣装をよく集めたな~と関心しました(笑)もうあんな肩の張った衣装着てる人はそう見ないですからね。30年前ですが遠い過去のような今との違いに驚き。この時代は電話で色々とドラマが作れたりできますので今後も増えてくるかもしれないです。私は携帯の影響で減ったものの一つに“すれ違いが生む恋愛物語”と思ってますので。


キャストは絶妙だったかも。
松田弟は安定してましたし、木村さんも綺麗なしたたかな女性があってました。あの定食屋さんでの告白シーンはほかのキャストだとあそこまで“すりーよ!(笑)”にならなかったかも?
あとは前田さんががっちりはまりましたね。さすがアイドルなので笑顔が似合う。その笑顔に騙されちゃった人も多いかも?!このキャストが実はひっかけだったのかな?と楽しみつつ観てました。


最近のこの手の予告で煽る大どんでん返しものはハードルが上がっちゃって失敗しちゃうことも多く。
この作品もそれかな。予告で煽るのも手ですけど、口コミで呼び込むのも手だと思うんですけども。
予告がもう一工夫あったら楽しめたかも。作品自体は良かったです。あの二役(?!)も映画だからこそ出きる上手い手でしたし。


総評:★★★☆☆
映像 (4) 構成力・展開 (3) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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