劇場で鑑賞。
4月は近所の映画館で見たい作品が少なく、花粉症も落ち着いてきたので市内の劇場公開作品を探索してましたら見つけました。
学生時代にビデオテープで監督の3部作を見たりしてました。フランス映画らしい映画の印象でした。ストーリー映画ではないので体調を整えて鑑賞してきました。
学生時代にビデオテープで監督の3部作を見たりしてました。フランス映画らしい映画の印象でした。ストーリー映画ではないので体調を整えて鑑賞してきました。
【あらすじ・解説】フランスの鬼才レオス・カラックス監督が、『ポーラX』以来およそ13年ぶりに単独でメガホンを取った異色作。変装してリッチな銀行家や物乞いの女性、ごく平凡な父親から殺人者まで11人それぞれの人生をリアルに演じる主人公の長い一日を映し出す。主演をカラックス監督の常連ドニ・ラヴァンが怪演し、歌手のカイリー・ミノーグや、『バッド・ルーテナント』などのエヴァ・メンデスらが共演。幻惑的な映像美に彩られた夢と現実の間をたゆたう感覚の物語に驚嘆する。[Yahoo 映画]
すいません、以前から評価できない映画をどうしようか迷ってレビューが出来ていないものがあったので「評価不能」の書庫を作ろうとしてましたが、この作品を契機に作りました。
はい、私にはこの映画をどう評価すべきか解りません。
「冷たい血」と同じく、SFらしくない映像で実はSF映画の要素あり。
連続したストーリードラマではないのですが、主人公「オスカー」(監督のミドルネームもオスカーなんですよね)が演じる11のエピソードというつながりがあります。演技とは、という話から人とは、人生とは、と哲学的な話も見えてきます。ただ演じる11人があまりにも違いすぎること、ジャンルが違うドラマが展開されていて、話というか画面に起きてることにに何か繋がりがあるのか考えていると次の話になっていて、途中で考えるのを止めました(笑)
連続したストーリードラマではないのですが、主人公「オスカー」(監督のミドルネームもオスカーなんですよね)が演じる11のエピソードというつながりがあります。演技とは、という話から人とは、人生とは、と哲学的な話も見えてきます。ただ演じる11人があまりにも違いすぎること、ジャンルが違うドラマが展開されていて、話というか画面に起きてることにに何か繋がりがあるのか考えていると次の話になっていて、途中で考えるのを止めました(笑)
プロローグ
ここはカラックス監督が出演。謎の一室から劇場に繋がる部屋へ。
1人目「銀行家」
プロローグが夢で現実が始まったようなスタート。
豪邸からSPに護られながらリムジンに乗り込み一日の始まり。アポという言葉から資産家の一日が始まると思いきや、演技に対するアポのようでセリフを追ってると混乱しちゃいました。
プロローグが夢で現実が始まったようなスタート。
豪邸からSPに護られながらリムジンに乗り込み一日の始まり。アポという言葉から資産家の一日が始まると思いきや、演技に対するアポのようでセリフを追ってると混乱しちゃいました。
2人目「物乞いの女」
資産家のお遊びか、というくらいの大変身でリムジンから登場。姿は老婆に。何が起きてるか混乱しはじめました。
資産家のお遊びか、というくらいの大変身でリムジンから登場。姿は老婆に。何が起きてるか混乱しはじめました。
3人目「モーションキャプチャーのスペシャリト」
最初は宇宙人?というかっこでリムジンから出てきまして。
印象は何かエロいです(笑)動きのエロチズムを。
4人目「メルド」
ここでゴジラのテーマが。
監督の「TOKYO」を見てると違ってるみたいですが未見だったので「メルド」の意味を理解できず。
片目が白い髭の男が墓地で大暴れ。BGMはゴジラのテーマとモンスターを感じますが下水道にモデルを拉致って奇行が続いて最後は一枚の絵画のようなラストに混乱と美しさを感じました。あとは美女と野獣かな。
5人目「父親」
あれ資産家のときの家族は?と思いましたがアレもアポの家族だったんですね。
別の家族とのエピソードです。たまたまFM聞いててここのエピソードをDJさんが話されてましたがバックにカイリー・ミノーグさんの曲が流れていて後々のエピソードに絡むんですね。
6人目「アコーディオン奏者ーインターミッション」
教会内で歩きながらアコーディオンを演奏して、ほかの演奏者がついてくるシーン。特にセリフはないですが何か力強いシーンで音楽とともに好きなシーン。
7人目「殺人者、犠牲者」
突然のサスペンス。
オスカーが殺し屋になり・・・ここのラストカットは驚きです。
突然のサスペンス。
オスカーが殺し屋になり・・・ここのラストカットは驚きです。
8人目
パンフにタイトルが無かったので私が適当に「銀行家強盗」
7人目の殺人者からバイオレンスが続いてます。銀行家のボディーガードに集中砲火を食らいますが生き続けます。やはりSF要素がこの辺りにさらりと放り込んできます。死とは何か、と思ってましたら。
パンフにタイトルが無かったので私が適当に「銀行家強盗」
7人目の殺人者からバイオレンスが続いてます。銀行家のボディーガードに集中砲火を食らいますが生き続けます。やはりSF要素がこの辺りにさらりと放り込んできます。死とは何か、と思ってましたら。
9人目「死にゆく老人」
まさに死に行く老人が姪を話を交わすセリフのやり取り。
ここだけ見ると感動的なシーンの作りですが死のない世界で死の話になってるのでセリフの綺麗さを感じ取るくらい。
まさに死に行く老人が姪を話を交わすセリフのやり取り。
ここだけ見ると感動的なシーンの作りですが死のない世界で死の話になってるのでセリフの綺麗さを感じ取るくらい。
10人目
ここもパンフにタイトルが無かったので「逢引」
過去に接点のあった同業者であり、元カノとの話。ここでカイリー・ミノーグが登場。映画「ポンヌフの恋人」を意識して。ジュリエット・ビノッシュが最初はオファーがあったようですが都合により変更。そっちでも見たかったですがミノーグの歌声が廃墟のデパートに響いて哀愁がありました。
11人目「主夫」
まさかの猿の惑星。
オスカーは1日の報酬でホームへ。
まさかの猿の惑星。
オスカーは1日の報酬でホームへ。
リムジンと運転手のセリーヌはホーリーモーターズへの帰還。一日の終わり。そしてリムジンたちが観客や評論家のように語りだす。
以上11のエピソードでした。
シーンをどう感じ取るか。
理解しようとか説明しようとしても何も出てきませんでした
理解しようとか説明しようとしても何も出てきませんでした
そして監督の映画へのオマージュ。
こえは映画知識に委ねられてます。。感じ取るのも受けての知識が必要だったりするようです。
パンフを買ってチェックしましたが見てない作品が多かったです・・・
「詩人の血」「群集」などがパンフの解説で挙がってました。
こえは映画知識に委ねられてます。。感じ取るのも受けての知識が必要だったりするようです。
パンフを買ってチェックしましたが見てない作品が多かったです・・・
「詩人の血」「群集」などがパンフの解説で挙がってました。
解説の中にタイトルの「ホーリーモーターズ」は“聖なる心”という意味だそうです。モーターが動かすもの、心は体を動かすものからだとか。
今回は評価出来ませんでした。