劇場で鑑賞。
監督の顔なじみの面子が主演を連ね、監督初のカンフー映画。
3人のマスターの三つ巴の戦いのような予告。いったいどんな映像なのか。
3人のマスターの三つ巴の戦いのような予告。いったいどんな映像なのか。
ただ、そこはカーウァイ監督。予告なんて信じないと強く誓ったのですが。
【あらすじ・解説】『ブエノスアイレス』『マイ・ブルーベリー・ナイツ』などの鬼才ウォン・カーウァイが、おそよ6年ぶりの監督作として放つ美しくも切ないアクション・ドラマ。中国拳法の中でも有名な詠春拳の達人にして、ブルース・リーの師匠としても知られる実在の武術家イップ・マンが織り成す激闘の数々を活写する。イップ・マンにふんする『レッドクリフ』シリーズのトニー・レオンを筆頭に、チャン・ツィイー、チェン・チェンといった中国圏の実力派スターが結集。ウォン・カーウァイ監督ならではの映像美がさく裂する格闘描写にも目を見張る。[Yahoo 映画]
メニューの写真と違う食べ物が来た、そんな映画です・・・
上でも書きましたが予告のイメージだと三つ巴な印象があるんですけど、チャン・チェン演じるカミソリが2人と絡まないんです。カミソリはチャン・ツィイー演じるルオメイと接点こそあれ2人と戦うシーンはありません。
映画の中身は、饒舌な語り口の前半に途中で眠気を誘われますが、アクションシーンが要所要所にあって綺麗な映像と相まって見ごたえ有。ストーリーというかペース配分がしっかり出来ていないので後半の駆け足具合に凹みます。
問題は予告。もしかすると当初は予告のような映画になるはずだったのかも。ただ監督が撮影してる間に違う映画になっていて・・・製作会議のときのストーリーをそのまま予告を流したのか。もしくは売れセンの予告を流しただけなのか。最近はネットでの描き込みですぐに情報が流れ出すわけですからこういう作品の中身と違う予告ストーリーを作るのは止めていただきたい。
実際のストーリーは葉問ことイップマンの伝記映画。
武術会のトップを継承する話と戦中とルオメイとの距離のある恋仲な話。それにルオメイの復讐の話が中心です。
問題は予告。もしかすると当初は予告のような映画になるはずだったのかも。ただ監督が撮影してる間に違う映画になっていて・・・製作会議のときのストーリーをそのまま予告を流したのか。もしくは売れセンの予告を流しただけなのか。最近はネットでの描き込みですぐに情報が流れ出すわけですからこういう作品の中身と違う予告ストーリーを作るのは止めていただきたい。
実際のストーリーは葉問ことイップマンの伝記映画。
武術会のトップを継承する話と戦中とルオメイとの距離のある恋仲な話。それにルオメイの復讐の話が中心です。
なぜこうなったか。
邪推すると即興演出好きの監督なので脚本が大幅にずれて二人の馴れ初めに力を入れすぎて最後まで描かなかった。と想像したくなる前半の饒舌で濃密な描写に比べて、香港移住後の展開の駆け足具合。
監督は毎回スケジュールが合わず色々起こしてる方なのでありえそうな話。それくらい後半の描写が早いのと、後半に出てきたカミソリの活躍シーンが少ないので当たってそう(笑)
香港時代のイップマンとカミソリの対決が途中から期待していましたが二人が合うシーンすらなくほんとに残念で笑えない展開。かといってイップマンとルオメイの仲についても描ききったかたといえば復讐のシーンに時間を割いてこちらも駆け足で終焉してましたし・・・予告を期待しないように気をつけていたのにどこかで期待してたようです。正統なカンフー映画を・・・
邪推すると即興演出好きの監督なので脚本が大幅にずれて二人の馴れ初めに力を入れすぎて最後まで描かなかった。と想像したくなる前半の饒舌で濃密な描写に比べて、香港移住後の展開の駆け足具合。
監督は毎回スケジュールが合わず色々起こしてる方なのでありえそうな話。それくらい後半の描写が早いのと、後半に出てきたカミソリの活躍シーンが少ないので当たってそう(笑)
香港時代のイップマンとカミソリの対決が途中から期待していましたが二人が合うシーンすらなくほんとに残念で笑えない展開。かといってイップマンとルオメイの仲についても描ききったかたといえば復讐のシーンに時間を割いてこちらも駆け足で終焉してましたし・・・予告を期待しないように気をつけていたのにどこかで期待してたようです。正統なカンフー映画を・・・
ちなみにアクションシーンの映像美は見所です。
チャン・ツィイーは実績充分ですがトニー・レオンに驚きました。私は武術を習ってないので正確かどうかは解りませんがちゃんと動けてるのに驚き。「HERO」などもでアクションシーンを見せてはくれてましたがカンフーシーンはそう見たことなかったのでこの人の多彩さは凄いですね。もっと凄いのはこのレオンもツィイーも顔があまり変わらないのも(笑)レオンなんて今年50歳。ますますナイスミドルに。
あと水滴などを使った演出と足もとにも注目したカット割など監督らしい映像にこだわった作りで見ごたえ充分。
ここで残念なのが撮影監督がドイルでないところ。随所にスローモーションのシーンがあるんですけど、色彩が暗いのでただのスロー映像に終わってしまってます。撮影監督との相性って大事です。
チャン・ツィイーは実績充分ですがトニー・レオンに驚きました。私は武術を習ってないので正確かどうかは解りませんがちゃんと動けてるのに驚き。「HERO」などもでアクションシーンを見せてはくれてましたがカンフーシーンはそう見たことなかったのでこの人の多彩さは凄いですね。もっと凄いのはこのレオンもツィイーも顔があまり変わらないのも(笑)レオンなんて今年50歳。ますますナイスミドルに。
あと水滴などを使った演出と足もとにも注目したカット割など監督らしい映像にこだわった作りで見ごたえ充分。
ここで残念なのが撮影監督がドイルでないところ。随所にスローモーションのシーンがあるんですけど、色彩が暗いのでただのスロー映像に終わってしまってます。撮影監督との相性って大事です。
メニューと違う料理が出てきたけど、食べてみたら前菜などが濃厚。ちょっと後味がくどいけどメインディッシュに期待。
と思ったらいきなりデザート。そんな映画でした・・・
と思ったらいきなりデザート。そんな映画でした・・・
監督を変えてもらって続編で香港編が見たいです。
総評:★★★☆☆
映像 (4) 構成力・展開 (2) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です
映像 (4) 構成力・展開 (2) 脚本(3) 役者 (4)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です