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ゲットバック 【サイモン・ウェスト監督】

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ブルーレイで鑑賞。

たしか、「ハングりーラビット」をDVDで見たときの予告で気になった1本。
最近のニコラスさんはアクション一色で頑張ってますね~とちょっと期待してレンタルしてきました。


【あらすじ・解説】『コン・エアー』の主演と監督コンビ、ニコラス・ケイジとサイモン・ウェストが約15年ぶりにタッグを組み、銀行強盗の男が誘拐された娘を助け出すために戦う姿を描いたサスペンス・アクション。まな娘を取り戻すためなら手段を選ばない父親の命懸けの奪還劇が、仲間の裏切りや警察との攻防、誘拐犯との緊迫した駆け引きと共に展開。共演には『J・エドガー』のジョシュ・ルーカス、『キリング・ショット』のマリン・アッカーマンらがそろう。[Yahoo 映画]


職人アクション映画監督、サイモン・ウェストの名前もあったのでハードルが上がってかもしれません。
それにしても、ストーリーがストレート過ぎて、いや強引過ぎて楽しめず。

アクションシーンは見所を押さえてたりしてるんです。
問題はストーリーの展開がサスペンスで押せるのにまったくせず。
主人公であるニコラス演じるモンゴメリーも警察から一目置かれててもいいはずなのになぜか凶暴な凶悪犯扱い。
銀行強盗、とは書かれてますが誰かを殺したりするわけではなく、金庫破りをして誰も傷つけず盗んでいくルパン的な強盗団のリーダー。だとするともう少し印象が変わりそうですけど娘の誘拐の話を信じなかったり、真犯人を探す邪魔をしたりとキャラクターに難のあった警察組織。定年刑事はいい味がありましたけどそれでも警察組織がイマイチだったので好きになれず。

あとは真犯人が誰か解らない駆け引きドラマも出来そうでしたが早々に真犯人が解り、ストレートなアクション映画に。
ここはもう少し引っ張ってあれ、この人が犯人?もしかするとこいつが?なんて出来そうなフリがあっただけでにこの展開で緊張感の糸がプッツン。あとはひたすら娘の救出劇ドラマオンリーとなってます。

モンゴメリーが逮捕前に消えた現金の山も引っ張れましたけど途中から無いのが前提だったのも・・・
これが残ってる、残ってないでモンゴメリーの方向性が決まるので早々に決めたキャラクターが確立したのはいいんですけどサスペンスドラマ的には勿体無い。実は持ってる、隠してる体でいけば話がああ転がせたのに、いやああもできたなんて伏線としては一番美味しい仕込みなのに早々に無い体で話が進んで、ラストにはそんな展開は完全に無くなってます。


ここまでぼろくそに書いてますけどお気軽アクション映画としては悪くないんです。
ちゃんと最後まで見られます。
ただ、話を広げたり、サスペンス面でもっとドキドキすることができたネタがふんだんにあるのになぜ使わなかった、と観ながら疑問に思った展開を書きました。
アクションシーンは押さえるとこは押さえてますので時間も95分なのでレンタルで観るのにはちょうどいいと思います。

記事用に画像を探してましたらそういえば時間設定ありましたね。もちろん途中からそんな時間設定は吹っ飛んでましたけど(笑)そういう緊迫感のあるドラマは期待しないでください。のりはセガールアクション系ニコラスバージョンです。


総評:★★★☆☆-
映像 (3) 構成力・展開 (2) 脚本(2) 役者 (3)
演出力 (3) キャラクター (3) オリジナリティ(3)
五段階評価です

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